過去のブログ「書店で」に於いて、ADSLについて書いた。
平成16年當時の私は、「フレツツ・ADSL」を契約した。
內容を調べてみると、「1Mタイプ」だつたのだらうか。
説明文の中で、私はある會社名を見た。
それが「ACCA社」である。
當時の私は、「ACCA社?何の會社だらう。」と思つた。
しかし、檢索することなく私は滋賀を離れ、
ADSL契約も終了した。
丁度20年經過し、私はACCA社を思ひ出した。
今は存在してゐない。
平成21年6月29日、イー・アクセスに吸收合倂されたといふ。
社歷は、
東京都や政令指定都市周邊の地區を對象に特定のインターネツト・サービス・プロバイダと提携して、提携先のプロバイダによつてデジタル加入者線(ADSL)・光フアイバー囘線(UCOM提供)とプロバイダ契約を一括して提供する方式を取つてゐた。
平成12年11月、募集したモニターを對象に無料でADSLサービスの提供を開始。
平成13年に下り最大通信速度が8Mbpsとなり、その後も平成14年に12Mbps、同16年には50Mbpsへと高速化。
平成17年、アツカはJASDAQへの上場を果たした。
一方、平成13年末から同14年初頭にかけて、囘線環境が良好でない場合や特定のモデムを使用してゐる場合において通信が不調となる事象が發生。
平成16年、個人情報が流出したといふ。
(私は、覺えてゐなかつた。)
平成18年に入りWiMAX規格を用ゐて固定囘線通信から無線通信へ事業展開しやうとしたが失敗に終はる。
平成20年、イー・アクセスが筆頭株主となり、アツカを子会社化する。
平成21年6月25日、イー・アクセスに吸収合倂され、そのイー・アクセスもソフトバンクモバイルに吸収合倂された。
最後、平成29年3月31日、
舊アツカ・ネツトワークサービスのDSLサービス、法人光アクセスサービスが終了となつた。
以上。
結局、ACCAは何の略か、分からなかつた。
ADSL。
當時の私にとつて、高速インターネツトは光り輝いてゐた。
寫眞が表示される時、1秒ごとにピツ、ピツ、ピツ(音は出ないが)、とゆつくり表示される。遲かつた。
それがADSLになると一瞬で表示される。
今迄の遲さは何だつたのだらうと思つたものだ。
時は流れ、現在は光ファイバー、有線放送等、當時とは比べものにならない速度となつてゐる。
NTT西日本によると、
フレツツ・ADSLは令和8年1月31日にサービス提供を終了する豫定である。