時は平成6年、
上半期の連續テレビ小説は「ぴあの」だつた。
純名里沙主演。
童話作家を目指す21歲の櫻井ぴあのは、4人姉妹の末つ子。男手一つで娘たちを育てた父や長女には反對されてゐるが、ぴあのは夢をあきらめない。大阪・天滿を舞臺に、20代から30代まで世代の異なる4人姉妹の仕事、戀愛、結婚など、現代の女性が直面する身近な問題をこまやかに描いた。作:冨川元文、宮村優子。音樂:久石譲。語り:都はるみ。出演:純名里沙、竹下景子、萬田久子、國生さゆり、宇津井健ほか。
父親:宇津井健
長女:竹下景子
次女:萬田久子
三女:國生さゆり
四女:純名里沙
こんな家族、ゐたら驚くよ。
ある囘で、童話作家を目指すぴあのは、
ある男性のもとに通ふ。
(私は話の內容を忘れたので調べてみると、
内山市郎といふ大學敎授だ)
心配した萬田久子演じる次女の海鈴たちが2人の所へ行き、
どんな男性が確かめやうとしたのだつた。
その男性は、大竹まことが演じてゐた。
海鈴たちは、男性を見て、驚く。
海鈴は「こんな、おつさんに。」
と言つてしまう。
大竹演じる内山は困惑した顔で、
「おつさん?わしのことか。」
と返す。
見てゐた私は、大竹まことを見て笑つた。
上手く説明できないが、おつさん呼ばはりされた
大竹まことの顔が30年經つた今も記憶に殘つてゐるのだ。
主題歌も記憶に殘つてゐる。
ドラマの途中から純名里沙が唄うやうになつたのだ。