私が學校に通つてゐた頃。
當然、夏休み、冬休み、春休みがある。
休みの始めは、
何故か氣分が高揚したものだ。
地域の集會所でラヂオ體操がある。
皆と出會ふ。
嬉しかつたものだ。
あの頃は、
1週間といふものが、
大變長く感じられた。
冬休みは、だいたい2週間位。
今なら2週間などあつといふ間に過ぎてしまふ。
その證據に、
もう6月も終りに近づいてゐる。
夏休みなら、
お盆休みが過ぎた時、
あと2週間になる。
その2週間が、
長く感じられた。
濃密に過ごしてゐた譯ではない。
外に出て、
自轉車に乘り、
川に入り、
テレビを見て怒られ、
たまに本を讀む位の暮らしであつた。
何故、あの頃は日日の過ぎるのがゆつくりだつたのであらうか。