日馬富士暴行事件から始まった貴乃花を巡る騷動。
最後は、貴ノ岩が暴力で引退、
貴乃花親方は退職といふ結末となつた。
私は、ふとある漫畫を思ひ出した。
「力人傳説」である。
私は、漫畫雜誌を讀む習慣はなく、散髪屋の待ち時間に眺める位の讀者であつた。
それでも記憶に殘るのである。
若貴兄弟が相撲界に入り、活躍する姿を描く。
私が覺えてゐるのは、
初代若乃花が子供を亡くした囘、
若貴兄弟が「こんちくしょう」と言ひながら
相撲を取る囘である。
あの頃は、ひたむきに相撲に打ち込んでゐた若貴。
貴は退職、離婚。
若は廢業し、離婚、再婚、何故か「勝」が
「虎上」になつてゐる。
兩親は離婚、
父親は死去、
母親は逞しく?テレビ出演でおかみさん時代を語る。
26年前、花田家の未來がこのやうな狀態になると、
誰が豫測したであらうか。
結論、
「未來は、
分からない方が良い。」
「今、するべき事に
集中せよ。」