PTSD.info(PTSDについて) | 到達不能極からの發信

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到達不能極から、嶋佐がお傳へします。
日日、健康に、樂しく、そして幸せになる爲に。
舊大阪テレビタレントビユーロー(ttb)のタレントさんを
應援してゐます。

PTSD.info(PTSDについて)

(引用始め)

PTSDって名前はよく聞くけれど…
PTSDの基礎知識

21世紀に入り、日本でもPTSDという言葉をよく耳にするようになりました。この心の病気は、最近まで 日本では全く話題にされていなかったのです。

しかし、あの阪神大震災のあと、被害にあわれた方々が、復興した後も心 の不調を訴えるようになり、そこで初めて「心的外傷後ストレス傷害」という名前にスポットが当てられるようになりました。その後、 毒カレー事件やサリン事件など、数々の犯罪がおき、日本でもPTSDという名前が定着したように思います。 

アメリカではオクラホマのビルの爆破を始め、あの衝撃的なワールドトレードセンタービルのテロなど、 毎年かなりの数の人々がPTSDという病に苦しめられています。          

 

PTSDに焦点があてられた最近の事件

ワールドトレードセンター爆破事件
皆さんの記憶にも新しい、テロリストによるワールドトレードセンターの爆破事件。あの映像だけでも衝撃的 でしたが、ビルの下敷きになって助かった人々、救助に当たった消防隊や警察の方、残された家族の方々が 今も多く、PTSDの症状に悩まされています。            

大阪児童殺傷事件
大阪教育大付属池田小学校で発生した児童・教師に対する殺傷事件で、事件に巻き込まれた 児童の多くがPTSDと診断されました。

新潟女性監禁事件
女性が10年あまり一部屋に監禁されていたという衝撃的な事件。PTSD、そして日本におけるストックホルム 症候群の顕著な例でもあります。PTSDを障害として認定し、裁判に持ち込んだ事件としても有名になりました。      

地下鉄サリン事件
被害に合われた方の多くが、「電車にのるとパニックが起こる」「事件のフラッシュバックが起こる」など、 PTSDの症状を訴えました。

PTSDの歴史と原因

ベトナム戦争から脳医学へ

この病気が初めて、「精神的な傷害」としてアメリカで議論されるようになったのは、ベトナム戦争の後です。ベト ナムから帰還した兵士たちが次々と心の不調を訴えて、アルコールにはしったり、自殺を企てたり、社会生活を営めなくな ったり、家に閉じこもってしまったり…。ホームレスも急増して大きな社会問題になりました。 

以前から、「生死にかかわる異常で残虐な体験」は、正常な人々の精神に何らかの打撃をあたえ、また、そのメカニズム を科学的に解明できるのではないか、と思っていた精神科医たちは、帰還兵のカウンセリングを通してある学説にたど りつきました。

人間は、生死を決定するような瞬間、脳内を活性化させる物質がでてきます。 その「覚醒のための」物質が非常 時にたくさん出て、瞬時に方向を定めたり、相手になぐりかかったり、自己防衛のためのとっさの判断をうながすわけです。 

ところが、通常の生活では、この「覚醒のための物質」はあまり必要ありません。ベトナムでの兵士たちは、絶えず生死の境目 に居たため、「覚醒のための」物質が流れっぱなし。 戦争が終結して、ふるさとでの安全で平和な日常が戻ってきても、そう簡単に脳内の物質は止まってくれません。

簡単にいうと、PTSDとは脳内の 「危ないぞ、逃げろ、危険だ」という信号と、「ここは安心だからのん びりしていいんだよ」という信号が、上手に働くなくなってしまうことをいうのです。 

 お湯と水がめちゃくちゃに流れ出す水道のようなもの。必要のないときに、突然あつーい熱湯が出てきて、「あちちち」とやけどをしてしまう、脳の信号がそんな壊れ た水道になってしまうのですね。 

また最近では、生命に関わるほどの強烈なトラウマが、脳の「海馬」という部分を縮小させ、記憶の混乱や損失につながって いることも発見されました。PTSDの人の海馬は、健康な人の2分の1程の働きしかせず、そのため、記憶とその周辺部分に何ら かの損傷が起こっているのです。

脳内の海馬は、学習、記憶、情動の調節などの機能を持つ部位ですから、PTSDの患者さんが 日常生活に支障を感じるのも、なんら不思議なことではないのです。

海馬だけではありません。やる気をつかさどる「ノルアドレナリン」というホルモンに異常が起きたり、幸せな気分を起こす 「セロトニン」というホルモンが減少したりという状況も、PTSD患者にみられる共通の症状です。

また、PTSD患者の脳波を検査してみると、覚醒の増加、睡眠時間の短縮、運動の増加、REM睡眠期の中断が観察されています。 逆に、睡眠深度の増加などの症状もみられ、PTSDと睡眠障害にもかなり深い関係があることがうかがえます。

PTSDのきっけけになるトラウマとは

自分の生死が危ぶまれる、または、危ぶまれると思われる出来事

普通に生活をしている人が、通常ではほとんど起こることのない「自分の生死が危ぶまれる、または、危ぶまれると思われる」ひ どい出来事に遭遇したり、目撃したりして、その後に発病します。 この出来事がトラウマ(心の傷)です。 

PTSDの発病のきっかけとな るトラウマには、幼児虐待、性的暴行、誘拐、強盗、テロなどの犯罪、交通事故、友人や肉親の自殺の目撃、犯罪の目撃、生死に 関わる病気の経験や手術、家庭内暴力、地震、洪水などの自然災害、そして戦争体験などがあげられます。

よって、このような被害 や災害に実際にあった「被害者」、そしてそれに関わった救助の人々、警察関係者、被害者の身近な人、がPTSDになりやすいといえ るでしょう。このサイトでは、このようなたくさんのトラウマの中でも、ひとりで悩むことになりがちな、犯罪関連のトラウマ、特に、人が人にもたらす犯罪被害にスポットをあててゆきたいと思 っています。

自然災害、事故、手術、戦争などに よるPTSDは取り上げておりませんので、ご了承ください。

PTSDの症状

パニック発作や鬱、睡眠障害、離人感、失感情

後で詳しく説明しますが、簡単にいうと、自分が生きている気がしない、自分が自分でないような離人感がある、感情の動きがなくな る、自分はすぐに死ぬと思いこむ、人がわずらわしくなる、人前に出られなくなる、突然手がふるえたり吐き気がする不安神経症がおこ る、ガラス越しに現実を見ているように感じる、睡眠傷害がおこる、過食、拒食、またはアルコールに依存する、トラウマに関わる悪い 夢をみる、記憶がとぎれている、時間の感覚がなくなる、などなど。 

人によって症状は違いますが、「自分が今、この場所で、この人と、 この時間を生きている」という感覚がなくなってしまう症状が中心。  

PTSDには全員がなりえるのか

自立心があり、人に頼らない、強く明るい人がなりやすい

「PTSDなんて、心の弱い甘えん坊の病気だよ、病気のふりしてみんなに"だいじょうぶ?"っ て心配されたいんだろ」、残念ながらこの病気に対して、このような意見を持っている人は、ここアメリカでも少なくあ りません。 この意見は全くの間違い。

実は、心の強い、ちょっとおおげさに言うと「いつも強くて、何事にもへこたれず、 明るくてはつらつとした人」が発病しやすいのです。自分の悩みや弱さをちょっとのことでは他人に見せない人、何でも 自分一人で解決しようとするがんばりやさん、何事も行動を起こして自分の悩みを克服している前向きさん、努力と行 動哲学の前進屋さん…そんな人が「自分の生死に関わるような体験」さえも人に頼らずに、自分で解決しようとしたた めに心が自爆。 

そして、発病してしまうケースが多いとか。もちろん本人の性格だけではなく、被害状況や、被害のあと の対処方法、他のトラウマの有無、家庭環境等が作用するので、一概にはいえません。でも「レイプされた経験のある 人はたくさんいるのに、何で私だけこんな病気になるんだろう。きっと自分が弱いせいなんだろうな」なんて思う気持ち は、捨ててほしいと思います。 
 

(引用終り)