日本にいたら絶っっっっ対なかったな、と思う事のひとつ、我が愛車はフランス車だってこと。


そもそも我々夫婦は二人共オートマ限定の免許しか持っておらず(かれこれ16年前免許取った時は日本にいたらオートマ以外乗らないでしょと思ってた)そしてイギリスはMT車が主流


夫は通勤に必ず要るので安めの中古車をすぐに購入したが、子供の学校へ行くのも歩くと往復1時間、私も出来れば車がほしいと思っていた。


朝1時間歩いて学校送って、また歩いて買い物やら行って重い荷物持って帰って、また歩いてお迎え、、、さらに子供をトドラーグループに連れて行くとか公園連れて行くとかまでやったら(当時息子はまだ幼稚園行ってなかった)もうキツい。体力ないしキツい。だいたいイギリス雨降るでしょ。これ雨続きの日に毎日やってたら体力付く前に心が折れますよ。友達もいなかったしさ、、

半年経ったところでこれ延々といつまでも続けるのは正直無理。と思った。サマータイムが終わって暗くなるのがすごく早くなったのも辛かった。


とはいえなるべく安く状態のいいオートマの中古車探しは大変。
日々中古車サイトで検索し続けた。

こっちでの車の売買、超気軽なイメージ。
日本みたいに車庫証明なんかがいらないし、その辺の道端にも「この車売ります!ここまで連絡して→〇〇〇−✕✕✕✕」みたいな貼り紙のある車がしょっちゅう路駐してあったり。eBayにもたくさん出ていたり。フェイスブックで売りまーす!と投稿してる人がいたり。


そしてたまたま運良く知人でオートマを手放そうとしている人が見つかり、冒頭で言ったフランス車が市場価格よりかなり安く手に入ったのでした。


このおフランス車、オートマモードにもマニュアルモードにも出来るというやつで、マニュアルモードにしても自分で踏むクラッチが付いていなくて自動で切り替わる。



ここまで前置き↑

マニュアルモードで乗っていた分にはそんなにダメージが大きくない(らしい)クラッチが、オートマで乗るとギアチェンジの時ガックンガックンするため、私が1年以上日本のオートマの感覚で乗っていたらクラッチがかなりすり減って、エンジンの回転数に合わせてギアが切り替わるはずなのにうまく切り替わらなくなってしまい、アクセルを踏むとギュウゥゥゥィィィーーーン!!!とすごい音がなるのにあんまり加速しない状態になってしまった。



ちなみにこの車、その操作がすこし癖があって難しいところがウケて、日本でもマニュアル車好きの一部マニアには人気らしい。


なんの思い入れもなく適当に運転して、やっぱオートマは日本車が1番だな〜なんて思っててほんとすいません…
今の車、かなり気に入ってはいるんですよ!コンパクトで取り回しやすくて私が乗るのにちょうど良い。路駐もしやすい。シートの座り心地もばっちり。



結局クラッチ交換してすり減ってたブレーキパッドも交換して、トータルで直す費用はかなりかかった。けど手に入った金額考えたらトントンだな。。そもそも2004年製の車で、今までクラッチもブレーキパッドも一度も交換せずに使ってたってとこが、まあ、寿命だったんだな、と割り切れるところ。


でもやっぱり心から思うのは、オートマは日本車がベスト!!


無事直った車は、突然その操作性に目覚めた夫が乗りこなすことに燃えたため、私は快適な夫のワーゲンに乗ることに。オートマの中身はトヨタ製(というかアイシン製)なんですと。ちなみにこちらも2000年代初期の物、走行距離も10万マイル超え、、、でも走りの安定感ハンパない。