娘を迎えに行きクラスルームから出てくるのを待っている時、うちの息子や他のママが連れてきた下の子達はよく走り回って遊んでいる。
とはいっても息子は普段他の子とあまり一緒になって遊ばないのだが、昨日はその輪に入っていっていた。おお!頑張れ!の心境の母。
するとその中のある男の子が息子に向かって
「leave, Japanese!!」
と叫んでいるのが見えた。
これはまさか日本人は一緒に遊ぶんじゃねーよってことか…!?とドキドキして見守っていると、何やらひとことふたこと話した後、みんなきゃあきゃあ言って楽しそうに走り出していた。
息子も一緒に。
何だったんだろう??あっちいけ的な発言の後楽しそうに遊ぶ子供達。よくわからないけど、ジャパニーズと言ったことに差別的な気持ちがあったわけでないことはなんとなくわかった。
多分幼稚園の先生がジャパニーズがおるよって話したのかもしれない。それでその言葉はその子にインプットされて、何も考えずに使ったのかもしれない。普段一緒に遊んでないからあっちいけって言ってみたものの、一緒に遊んだら楽しかったのかもしれない。
息子は幼稚園に入ってから1年以上ずっと毎朝行きたくない、英語ばっかりヤダ、ママいないと怖い、と言い続けていた。置いて帰る時は走って追いかけてきていた。それが最近は、余裕の笑顔でバイバーイ!と言えるようになった。
どうやらお友達が出来たらしく、「ダニヨ(ダニエル)がね〜、イーファン(イーサン)がね〜」と家でも色々話をするようになった。
子供達は大人よりずっと柔軟にいろんな相手と仲良くなれるんじゃないかと思う。
ジャパニーズ!と言われたことでひるまず果敢に一歩踏み出した息子、やるやん!
こっちに来て差別的なことで嫌な思いをしたことがないわけではないが、大したことは受けていない。地域的にもわりといい地域なんだと思う。それでも多少はある。特に来て1年目はすごく敏感になっていたので些細なことで「私がアジア人だから?」と思ってしまっていた。それで殻に閉じこもり、言葉以上にママ友が出来なかった理由はそこにあったんじゃないかなと思っている。
息子の姿に色々考えた日だった。