昨年ブリテンのソナタを共演したピアニストさんと来年ロストロ企画を行う事になった。

ロストロとは言わずと知れたチェロの巨匠ムスティスラフ・ロストロポーヴィッチ。

彼は演奏家として、もちろん比類なきチェリストだけれど、他のチェリストと一線を画すのは、大作曲家達を刺激して多くの名曲を世に出したことだろう。

ショスタコーヴィッチ、プロコフィエフ、ブリテン、etc

ロストロポーヴィッチの存在によって誕生した名曲は数知れない。本当に感謝である。

1000人のチェロで一度だけ彼と握手してもらった事があるけれど、多くの人を虜にしてしまうスケールの大きい人物であった。

作家ソルジェニーツィンを擁護してソビエト共産党政府と対立するなど、胆のすわった人物でもあった。

彼より「上手い」チェリストは現代にはたくさんいるのだろう。しかし彼ほどチェロ演奏史に貢献した人物はいないのではないだろうか。

そう遠くない未来に彼の故郷ロシアに行ってみたい。