
ライブ雑記⑹
ライブ後、物販。
こちらもライブでの格好のままで行う事にした。
ファンの皆さんと話していると、お化け屋敷側から、何人かの子供やお客さんがチラチラとこっちを見ている。
にゃん(Vo)のあのメイクを見た瞬間に、まるでネコのようにビクッとして逃げ出してしまった小学生の女の子。
「怖くねえや!」と強がる小学生の男の子。
(後ににゃんは優しい口調で声をかけていた。)
我々とすれ違い際に
「マジ無理。」
と言って去っていった子…
やはりインパクトは大きかったようだ。
だが、あの格好で外に出ると逆に
「その格好、凄いですね!写真撮らせて下さい!」と、
色々な方から声をかけられた。
特に仮装、コスプレイヤーの方々から声をかけられ、みんなで記念撮影。
はたから見たら笑ってしまうような光景なのだろうけど、こういうのってなんかいい。
一段落し、各自、色々見て回ろう、という話になった。
私は覆面を脱ぎ、メイクを落として、スーツのままで構内の端から端までを練り歩く。
数え切れない屋台、やっぱり学園祭だなあ、という賑わい。
だが、端から端までの距離は相当なものだ、という実感の無かった私は、一通り回った頃にはヘトヘトになってしまう。
そりゃあそうだ。朝早くから準備して移動して、すぐさまリハーサルとライブやって、そのままずっと歩き回っていたんだから。
ある建物の3階の、人の少ない休憩スペースの端っこの椅子に座り、窓の外を見ながら一休み。
よく考えたら、朝からずっと動き回っていて、休んでもいなかった。
賑わいから少し離れた場所へも、外や中からの華やぐ音は聞こえている。
まだ時間は午後5時だった。
(続く…)