最終、もしくはその一つ前ギリギリの地下鉄に乗って帰る数日。
忘年会シーズンの中、お酒の効果か饒舌なサラリーマン、
隙間だらけの座席には、禁止されている携帯で無言でメールを打つ彼女。
軽い放心状態のまま、どっか行ってしまわないように、寝過ごしてしまわないように、
今日1日を振り返りながら無意味に張りつめている私。
最終電車は走る。
目的の駅でおり、トイレに行く。
次の電車が最終電車です、と駅内アナウンス。
トイレからは「ああ~…ヤバいぃ…ヤバいよぉ…」と
泣きそうな声が響く。
案の定最終電車は行ってしまった。
…
あのトイレの人はあれからどう帰ったんだろう?
…
そして数時間後の次の日、
今度は始発近い時間帯の地下鉄に乗り込む。
まだ、何かが眠っているかのような時間、
これから何かが徐々に動きだしていく、その前の空気。
その感じが好きだったりする。
つかの間と共に仮眠。
向かう先は戦場。
~BGM~
佐野元春「コンプリケーション・シェイクダウン」