松本准平監督
菊池日菜子、小野花梨、川床明日香、利重剛、
南果歩ほか
1945年8月9日11:02長崎
日本赤十字社の看護生たちが
35年後に記した手記を元に映像化。
看護師を目指しているスミ、アツコ、ミサヲ。
長崎に一時帰郷していたときに被爆する。
彼女たちは人類初めての新型爆弾による
負傷者の看護に奔走する。
ネタバレと感想
一つの事件を描いたものではなく
長く続く一ヶ月の話なのでリアリティと重さが
ドシンとのしかかる。
看護婦長が軍人の娘で、終戦前に死亡を知る
しかし戦後はアメリカ兵と懇ろになるというのは
事件でもドラマでもなく自然なこと。
菊池日菜子も足し算引き算なく伝わってくる
この作品、カメラワークが余計な演出なく
すっと描いているのが素晴らしい
もちろん演出と役者がそれを成立させるのだが
不要なアップや切り返しがないので
戦争とはなんなのかを考えながら
物語に引き込んでくれた。
今年は戦後80年。
世界はアメリカの独裁者を中心に
過去の戦争が起きた背景と似た空気になる。
しかし市民は馬鹿ではないから
同じ過ちは犯さないと信じたい。
人間は試されている。
