あんのこと | 映画感想 すぐ忘れちゃうのでメモ

映画感想 すぐ忘れちゃうのでメモ

映画のためになるべく映画館で見ます
リピートも大切な要素なので2回目以降の
感想も記載しています。
とはいえ物忘れが激しい自分のための備忘録
偏った稚拙な表現をお許しください。

入江悠監督・脚本
河合優実主演、佐藤二朗、稲垣吾郎ほか

2020年に起きたある事件の新聞記事から
入江悠監督が描いた人間ドラマ。

クスリをやりながら体を売る香川杏。
母親と体の不自由な祖母を食べさせるため
幼い頃から虐待を受けていた。
ある日人情深い刑事多々羅に補導されたことを
きっかけに更生への道を歩む。
杏と多々羅そしてその友人で新聞記者の桐野
桐野によって働き口となる介護施設を
紹介してもらいようやく自立を始めた。
ようやく明るい光がみえてきたが…

ネタバレ


多々羅は更生施設の女性を脅し、
肉体関係を強要していたことが、
桐野の取材によって発覚する。
多々羅は桐野の記事によって、
失職そして逮捕される。
杏は心の支えにしていた存在と
更生施設を失い、
やがて新型コロナにより働き口も失う。

途方に暮れるなか、
押しかけてきた女性から子どもも預かることを
依頼される。最初は戸惑うも、
子どもを育てることを決心した杏は
さまざまな成長をみせる。

ある日、母親と出会い、祖母の容態が悪いと
聞かされる。家に帰ってきてほしいと懇願。
根負けした杏が実家に帰ると、
母親の嘘だとわかる。
子どもを人質にされ、再び体を売ることで
生活費を稼いでこいと脅される。
杏が戻って来ると、子どもは児相に連れて
いかれたことがわかる。母親が通報したのだ。

生きる理由を失った杏は、
一度は母親を殺そうとするが、
気力もなく、
結局、自ら命を絶つ。。

感想
さて、重い。これに尽きる。
最近自分のなかでピュアであることは
良いことなのか悪いことなのかを
考えることが増えてきた。
きっと子どもと接することが多いからだ。
なにごとも挑戦するときには
ピュアである方が思い切れる。
人が何かを決めて進むときは強い。
一方でピュアだと傷付くことも多い。
私は信念を持ち転職をしてきたが
きっとピュアすぎるんだとわかった。
だから何かを変えたいと考えて
自分が損をする方法を選択してきた。
その分、人よりいろんなことを成し遂げて
きた自負はある(但し自己満足である)

体力も落ちてきて、遠からず視力も失う
そんな気がする。そうなったら本当に
自殺を選択するかもしれない。
そんなことはともかく、
人生折り返してきて今更、生きるってこと
命ってことを分かり始めてきた。
遅いわな。
すんません最後なんのこと って感じでしょうか