国芳の団扇絵(美術展) | 映画感想 すぐ忘れちゃうのでメモ

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リピートも大切な要素なので2回目以降の
感想も記載しています。
とはいえ物忘れが激しい自分のための備忘録
偏った稚拙な表現をお許しください。

原宿の駅から坂を下り、

千疋屋を左に入ったところにある太田美術館

はじめて訪問


現在「国芳の団扇絵展」が開催(7/28まで)

10時半の開館時には10人くらいの列ができる

館内は広いので待つことはないけど、

閑散としたものではなかった。


浮世絵が、大吉原展より気になって

今回も行くことになった。

国芳とは歌川国芳

詳しいことは調べてほしいが

江戸時代中期に活躍した浮世絵師

この絵の人


※今回これは展示されてません。


当時グッズとして団扇に浮世絵を貼っていた

その200点くらいを展示されているときき

この企画を考えた人は天才だなと思いました


浮世絵の浮世は本来憂世だったのが

江戸幕府が開かれ、平安な時代になり

世の中浮かれていいんだぜみたいなことから

浮世絵が発展したらしい(諸説あり)


直に描く一点ものも存在するそうですが

やはり版画のものが多く、

それでも機械なんかないから職人たちが

ひとつひとつ手をかけて作っていたそうです


そんな案内板にさらにつかまれました。

天保の改革によって、芝居が自粛?され

役者と遊女の浮世絵が禁止された時代は

美人画といって特定の人ではない人の絵が

発展したらしい。

裏を返せば、当時も人気役者や花魁の

グッズ市場があったということなわけで

そこも興奮しました。

一点500円〜1000円くらいだったそうです。


当時はエアコンも扇風機もないわけで

団扇は避暑アイテムの必需品ですから

その点でも今回の展覧会は私の好みを

満たしました。

やはり日本の文化は奥深く、

なんかいい匂い(実際の嗅覚でなく感覚的な)の

落ち着く作用が私にはあります。


写真撮影は禁止だったので

こんなんしかなくすみません