ラリー・ヤン監督・脚本
ジャッキーチェン主演、リウ・ハオツン、グオ・チーリン、ユー・ロン、ウー・ジンほか
香港映画で伝説のスタントマン、ルオ師匠と
その愛馬チートゥ、娘シャオバオの物語。
ルオ師匠は引退し、観光客目当ての
撮影ピエロをして生計を立てていた。
あるとき愛馬が借金の担保となっていて
差し押さえられると告げられる。
お金のないルオは法律学校に通う娘を頼る。
シャオバオが一歳のときに離婚をし、
別々に暮らしていた。
8年前、母親が病気で亡くなった時に
何も助けなかったルオのことを、
シャオバオは許せず、
以降音信不通の状態だった。
母親から亡くなる前に、
もし父親が会いにきたときは無視をせず
仲良くしてほしいと言われる。
そのことが頭にあったシャオバオは
渋々、助けになる。
少しずつ距離が近づく2人と一頭。
ルオにスタントマンの仕事が依頼される。
一度は失敗するも、見事な活躍で
一躍注目の名馬になる。
シャオバオも父とチートゥを心配し、
撮影環境改善の交渉を行う。
しかし歳のため、撮影中に大怪我をしてしまい…
感想ネタバレ
ちょいちょい往年のジャッキー作品
名シーンが登場する。
ルオ師匠=ジャッキーを重ねる構成は
引退作といっても過言でないほど
見事でした。
娘役のリウハオツンは可愛いの一言。
馬もとてもアクションが映えました。
ジャッキーというとかつては私のヒーローで
今は反日、実はアクションのほとんどが
スタントマンが演じていたという
マイナスな印象しか無かったのですが
本作はアクションもあり、
恒例のエンドロールNG集もかつてほどの
インパクトじゃないけど和やかな雰囲気が
とても印象的でした。
人は誰しも引退をします。
どこかで今までどおりにはいかなくなって
それを自分でないところから突きつけられる
そんなテーマを感じて、
正直何気ないストーリーだったけど、
感慨深くなりました。