ロッククライミング
アカデミー賞ドキュメンタリー部門
受賞作。
それくらいの前知識で鑑賞。
主人公のクライマーが
いつチャレンジするのかは
恋人にもう伝えたのかと問われ
「言わない。質問責めにあうから」
後半チャレンジしているシーンで
観客のわたしにも
WHYがたくさん浮かぶ。
しかし彼のチャレンジは続くので
答えてくれるわけでもなく
(そもそも映画だから答えないが)
WHYを押し殺して見入る。
次第にWHYは消えて
ただ上を目指す彼に
自分の理想を乗せていく。
できないことは理由がつけられるし
この歳になればそのことで
きちんと説明・説得もできる
しかし、自分のできないことを
出来る他人がそばにいたとき
それで良いのだろうか。
何を頑張れば到達できるのかわからなく
なることも多い。
無理をして体を心を壊した経験も
よぎる。
ドキュメンタリー作品はやはり最高と
言いたくはないのだが、
(はしくれとして)
この作品には不思議なチカラがある
出会えたことが今日の幸運。