ある博物館人の飛耳長目 -6ページ目

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04Nov
- 企画展「江戸時代の科学と技術」の見どころ
  企画展「江戸時代の科学と技術ー天文・医学・機巧―」が始まってから、早くも一月が経とうとしている。いつものことながら、展示を立ち上げるまでにはそれ相応のエネルギーを費やすわけで、その労力を考えると、できればずっと展示を続けていたいというのが本音ではある。しかしながら、企画展には会期という制限・条件があり、どうしてもこれを取り壊す日が訪れてしまう。なんだか、ヒトの命と同じで、企画展とはかくも儚いものかという感じがしてきた。ともあれ、企画展も後半戦に入ってきたので、まだご覧になられていない方は、ぜひお越しを！ちなみに、勤め先のフェイスブックにて【企画展「江戸時代の科学と技術」の見どころ】という情報をどんどん出しているので、こちらもご高覧を！https://www.facebook.com/hagihakufan/
16Oct
- 江戸時代の科学と技術―天文・医学・機巧―
  今年の企画展は、今までにない、とても見栄えのする展示に仕上がった。展示品の大半が立体物であるので、見た目にも非常に迫力がある。言うなれば、過去の展示が「読む展示」なら、今回の展示は「見る展示」ということになる。12月4日（日）まで、どうか多くの方々に御覧いただけるよう願うところである。ギャラリートークもぜひ、お楽しみいただきたい。
01Oct
- 明治日本の産業革命遺産と萩
  昨年の企画展はこれだった。時がたつのは、ほんとうに、はやい、はやい。そして今年の企画展は？
11Nov
- 特設展示室「兄松陰と妹文」がオープン！
  大河ドラマ「花燃ゆ」の放送まで2か月を切るタイミングで、博物館の一室を改修して特設展示室を設置した。この展示を見ずして「花燃ゆ」を語ることなかれ。おおくの方のご来場をお待ち申し上げる。
19Apr
- 特別展「山田顕義と近代日本」が始まる！
  本日より6月22日まで開催。お見逃しなく！
03Dec
- 大河ドラマ！！！
  松陰の妹ふみ役に井上真央が決定、タイトルは「花燃ゆ」！まさかこんなことになるとは！！がんばらなきゃ！！！
03Sep
- 見蘭牛スペシャルカレー
  もうすぐ終了する特別展の期間中限定メニューだ!!この世のすべての食材に感謝を込めて、いただきます!!レストランの皆さん、ごちそうさまでした!!おいしかった!!詳細は追記する。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー（以下、9月3日夜、追記）本日、満を持して、といえばいささか大げさに聞こえるが、「期間限定」なのでやっぱり食おうと思い、食ってみた。手前味噌ながら、博物館の特別展や企画展にあわせて新しいメニューを用意することはすばらしい。新しいことに挑戦するのはいろんな面でたいへんであるうえに、展示のコンセプトを反映せねばならない。これぞまさに、「「思い立ったが吉日」なら、その日以降はすべて凶日」だ!!そのような観点にたてば、今回の見蘭牛を使用したスペシャルなカレーは非常にレアなメニューである。あの美食屋トリコがもしこの世に存在したら、まちがいなく鍋ごと全部食い尽くされてしまうに違いない!!冗談は抜きにして、萩でしか食べられない、トレジャーアニマルの見蘭牛を使用したカレー、ぜひご賞味あれ!!ホロホロとほぐれる肉の食感、そして、フルーティかつスパイシーなルーに必ずや満足いただけるものと思う。特別展「トレジャーアニマル探究記」の会期は9月8日（日）まで、つまりこのスペシャルなカレーもその日までだ。もう、四の五のいうても仕方がない、とにかく、食うべし!!
29Jul
- 山口県萩市の集中豪雨
  昨日の報道で萩市域の集中豪雨についての情報がずいぶんと広まったようだ。いろんな方からメール等で「大丈夫？」とのお見舞いのメッセージを頂戴している。本当にありがたいことだ。幸いにして、僕が居住する三角州内ではたいした被害の情報を聞いていない。昨朝、一気にどばっと降るには降ったが、さほど長くつづかなかったのが幸いしたようだ。報道で伝えられたのは、萩の三角州すなわち旧城下町から車で約50分ほど離れた須佐地区の模様だ。雨量は1時間130ミリを超えたというからかなりのもので、水浸しになったところもあるようで心配である。また、田万川地区と阿武町とに1時間100ミリを超える雨量があったと聞いている。一刻もはやく皆さんが安心して生活できることを祈るのみだ。
28Mar
- 幕末明治の洋行者たち
  4月20日のオープンにむけ、現在鋭意準備中。乞うご期待！
07Oct
- 楫取素彦展、会期も後半戦へ
  ついこのあいだオープニングしたばかりと思っていたのに、もう半月が過ぎてしまった。展覧会が始まったら、あっというまに終わりが近づいてくる。幕末・明治の激動の時代、いつもとは違った観点からぜひ味わっていただきたい。
06Aug
- ひさびさの海水浴
  萩の海岸はとってもきれいだ。
25Jul
- 楫取素彦と幕末・明治の群像展の紹介
  秋の特別展のポスターやチラシができた！
09Jun
- 金星の太陽面通過ｉｎ萩
  去る6日、天気に恵まれるなかで「金星の太陽面通過」を観察した。http://hagihaku.exblog.jp/18412719/つぎに同様の現象がおきるのは、105年後だそう。ということは、今を生きている僕らは確実に死んでしまってからのこととなろう。とにかくきれいに見えて幸いであった。この写真をなんとかして105年後の人たちに残してあげられたらと本気で思っている。
01Jun
- マジンガーZなどなど
  先日始まったこの展示を宣伝するのを忘れていた。http://www.city.hagi.lg.jp/hagihaku/event/120550nendaigangu/index1200550nendaigangu.htmゴレンジャーやバトルフィーバーJ、はたまたウルトラマン80、さらにはダイターン3やボルテスⅤ、ゲッターロボなどなど、僕らが少年時代にはやったアニメもしくは特撮ヒーローのおもちゃを展示している。「なつかしい」のひとこと、われを忘れて見入ってしまうのである。きっと、「ふん、わが家はこんなもんじゃないよ」と自慢できる逸品をお持ちの御仁もいらっしゃることだろう。そういう反応をこそぜひ心待ちにしている。
- 楫取素彦展まであと3ヵ月少々
  ようやくにして内容も展示資料も固まってきた。色々クリアすべき課題はあるけど、とにかく頑張るしかない。なんとか陽の目をみるように。
24Mar
- 『吉田年麻呂史料』刊行
  ついに『吉田年麻呂史料』が完成した！博物館で机を並べる共編者とともに、四苦八苦した末、ようやく形になってほっとしている。僕が翻刻・編集の実質的な仕事をしたのはわずかの期間だが、共編者のほうはかなり長い期間仕事している。それはともかく、博物館にある「資料」を「史料」として使用できる形にするのが今回の最大の目的であった。なぜ「吉田稔麿」とせず「吉田年麻呂」としたかについては、同書中の解説をぜひお読みいただきたい。ぜひ一度、じっさいに手にとって、内容をおたしかめいただきたい。
23Mar
- 萩反射炉の正体に迫る！
  来る3月27日（火）の午後一時半から、自分のつとめる博物館にて講演会がある。世界遺産登録をめざして、2本の講演が予定されているが、そのうちの1本は僕がやることになっている。http://hagihaku.exblog.jp/18016606/平日の昼間なので、なかなか参加しにくいかと思うけれど、ぜひ多くの方にいらしていただきたい。もちろん僕は、今年度の博物館調査研究報告書に発表した萩反射炉の史料調査研究にかんする話をする。「講演」というよりは、「研究発表」に近いものになる。どうぞご期待いただきたい。
13Mar
- 今年は楫取素彦イヤー
  今日、とある行事で「楫取素彦とその時代―幕末を中心に―」と題し、講演をおこなった。平日にもかかわらず、講座室がいっぱいになるほどで、これには話者の僕が一番驚いた。ともあれ、初代群馬県令の楫取素彦〈かとり・もとひこ〉である。今年は楫取没後100年であるから、今後何かと彼にまつわる仕事にかかわることになる。具体的には、展覧会、論文、講演などなど、彼にかかわることをいろいろやるつもりだ。とにかく萩という土地は、有名な歴史上の人物を何人も出しているから、いわゆる周年行事に困ることがない。他地域から見れば、これほどうらやましいことはないはずだ（現によそ者の僕がそう思っている）。ぜひこの好機をとらえて、有意義な仕事を後世に残したいと思う。
25Feb
- 萩反射炉のこと
  昨日、やっと初校が終わり、印刷屋さんに返却した。職場の研究報告書に載せる萩反射炉に関する原稿のことだ。今年度末の報告書では、僕が3年間、じっくり向かい合ってきた史料についての公表を行うことになっている。まさに古文書との格闘の奇跡である。新出史料もふんだんにある。3月末を乞うご期待！
18Jan
- ようやく報告書が形に
  ずいぶん長い期間、ブログを更新しそびれてしまった。しかしこの間、悶々とした日々を過ごしていた。今夕、「萩反射炉関連史料の調査研究報告（最終版）」を脱稿することができた。といっても、まだこれは史料の翻刻を載せていない状態。『博物館調査研究報告書』とは別物で、まだ内部資料の段階である。今回の分にはもちろん史料の内容を示したが、英訳するための原稿なので古文書ではちんぷんかんぷん。ということで、現段階では史料のエッセンスを抽出したものをまとめている状態。これから再度、翻刻すべき史料を取捨選択し、博物館報告書用の原稿をまとめる必要がある。しかしとにかく、今回の脱稿分で骨子はできあがったのでまずは一安心だ。