萩・明倫学舎の開館5周年という記念すべき日がもう間もなくやってくる。

 

この日、令和4年(2022)3月4日に、萩・明倫学舎開館5周年企画展「海外の絵入り新聞に見る幕末維新」が開幕する。

 

同舎は平成29年(2017)3月4日にオープンし、萩の観光拠点としての機能を果たしてきた。その2号館は、展示が大きく二つにわかれており、一方は世界遺産ビジターセンター、もう一方は幕末ミュージアムとなっている。

 

しかし御多分に漏れず、新しい施設は年数がたつと徐々に入り込み数を減らす。かててくわえて、コロナ禍のせいで集客施設は急激に衰える。同舎の立ち上げに四苦八苦した我が身としては、なんとしてでもこの危機・災難を乗り越えるためのお手伝いをせねばと気合をいれてとりくんできたのが、この企画展である。

 

本務の萩博物館でやってきたいろんな展覧会の経験を踏まえつつ、萩・明倫学舎でしかできないものをとの思いで企画・立案・構成に取り組んできた。ご高覧賜れば幸甚である。