ついでに、昨日と今日の二日間にわたって開催された、とある学会のことについて感想を書いておきたい。

 

まずは何といっても、現在第一線で活躍中の研究者たちの発表を聞けたことが何よりの収穫である。自分の仕事にかかわる論点も多々あり、明日からの取り組みにずいぶん参考になった。この点について書き出したらきりがないので、それはやめておく。

 

学会に参加するという本質的なところはさておくとして、実ははずかしながら、この学会の大会に参加したのは10年ぶりかと思う。東京での開催のため、当然、旅費と時間をそれなりに割かねばならず、ここんところはずっと失礼しっぱなしだった。

 

かりに今回の大会日程の場合、2泊3日が最低でも必要になるため、地方会員にとっては大変な負担になることは言うまでもない。

 

だが、コロナ禍のために多人数が集合することは避ける必要があること、ましてや緊急事態宣言の発令中であるため、東京での集合が困難だ。そこでオンライン開催という方法がとられたわけだが、これは地方に在住する会員にとっては、不謹慎な表現になるが「コロナ福」ともいうべき状況がもたらされたというわけである。

 

大会運営委員会に、ぜひ、今回の初の試みについて分析してもらい、今後に活かしてもらいたい。地方会員のオンライン参加がどのくらいあったかという効果を量ってもらいたいのである。閉会あいさつで会長さんが、常時120人程度のzoom参加があったと報じておられたので、その内訳を知りたいと考えるのは、僕だけではないと思うのだが。

 

とてもありがたいことである反面、運営の皆さんには大変なご面倒をかけるかもしれないが、なんとか平和に戻っても、この方法を継続してもらえないだろうかと願うものである。

 

とまれ、ひさかたぶりに、えがたい週末を過ごせたのであった。