今回の企画展、観覧中のお客さんの行動をみると、明らかにこれまでとは異なる。
 
写真という見た目にわかりやすい資料を展示した効果が、これほど如実にあらわれるとは…。
 
ほんとうに想像以上だった。
 
 
本来は古文書屋である僕としても、今後展覧会の計画を練るにあたり、これはきちんと念頭に置く必要がある。
 
たとえ吉田松陰や高杉晋作が書いた手紙でも、古文書は残念ながら解読というひと手間がかかってしまう。
 
だから展示室という空間で、深い内容までじっくり読み込むにはそうとうのエネルギーが必要なのだ。
 
 
ところが古写真の展覧会は、そういったひと手間から解放されて、直感的に内容を読みとることが可能だ。
 
 
ともあれ、まずは今回が第1弾である。
 
今後、できるだけ早く第2、3弾とたたみかけてゆきたい。