本日夕方、閉館後に展示替え作業を行い、無事に終了した。いよいよ明日の公開日を待つのみとなった。
新しい資料を収集することは、博物館の業務のうち第一に掲げられるほど重要な位置を占めている。そうした意義のある収集資料のなかでも、今年はとりわけ重要な資料が入ってきた。吉田松陰の自筆書簡をはじめ、松陰の兵学門人である妻木弥次郎・寿之進父子の関係資料が一括してである。
これはなんとか早く市民や観光客の皆さんにお見せしたいと思い、展示の準備を滞りなく進めることができた。ただ、企画展示にもっていくほどの分量ではないから、さほど気張った展示にはできない。
ということで、今回はやや変則的ながら、学芸で相談して歴史展示室(常設展)の「吉田松陰と松下村塾」のコーナーを利用し、特別公開を行うに至ったわけである。
とはいえ、松陰とその門下生(明倫館、松下村塾)にかかわる展示だから、そのまま歴史展示室のコーナーがぴたっとはまったというふうにも解釈できる。とにかくあとは、ご高覧いただいた方がどのような感想をもたれるかを聞いてみるほかない。
なお今回は、試験的に展示ケースの中には資料の解説キャプションしか入れなかった。これまではしつこいほど資料の読み下し文を同居させていたが、(1)実物(展示資料)に集中してもらいたいこと、(2)実物以外のものを入れればそれだけスペースが狭くなり結果的に実物の点数が少なくなること、(3)展示場で立ったまま長たらしい文章を読んでもらうのにいささか無責任さを感じ始めたこと、(4)松陰の手紙などは内容が重要であるからご家庭などでじっくり味わって読んでほしいこと、などの理由から、読み下し文はすべて解説リーフレットに掲載することにした。なおこの解説リーフには、展示資料の解説文はもちろん、企画の趣旨も載せている。もちろん、展示場にお入りいただければご自由にもっていけるようになっている。
さあ、ゆっくりとご堪能いただければ幸いである。
特別展示「吉田松陰と兵学門人妻木弥次郎・寿之進父子」の詳細についてはこちらへ。
⇒ http://www.city.hagi.lg.jp/hagihaku/event/1103tumaki/index1103tumaki.htm
⇒ http://hagihaku.exblog.jp/15098718/
新しい資料を収集することは、博物館の業務のうち第一に掲げられるほど重要な位置を占めている。そうした意義のある収集資料のなかでも、今年はとりわけ重要な資料が入ってきた。吉田松陰の自筆書簡をはじめ、松陰の兵学門人である妻木弥次郎・寿之進父子の関係資料が一括してである。
これはなんとか早く市民や観光客の皆さんにお見せしたいと思い、展示の準備を滞りなく進めることができた。ただ、企画展示にもっていくほどの分量ではないから、さほど気張った展示にはできない。
ということで、今回はやや変則的ながら、学芸で相談して歴史展示室(常設展)の「吉田松陰と松下村塾」のコーナーを利用し、特別公開を行うに至ったわけである。
とはいえ、松陰とその門下生(明倫館、松下村塾)にかかわる展示だから、そのまま歴史展示室のコーナーがぴたっとはまったというふうにも解釈できる。とにかくあとは、ご高覧いただいた方がどのような感想をもたれるかを聞いてみるほかない。
なお今回は、試験的に展示ケースの中には資料の解説キャプションしか入れなかった。これまではしつこいほど資料の読み下し文を同居させていたが、(1)実物(展示資料)に集中してもらいたいこと、(2)実物以外のものを入れればそれだけスペースが狭くなり結果的に実物の点数が少なくなること、(3)展示場で立ったまま長たらしい文章を読んでもらうのにいささか無責任さを感じ始めたこと、(4)松陰の手紙などは内容が重要であるからご家庭などでじっくり味わって読んでほしいこと、などの理由から、読み下し文はすべて解説リーフレットに掲載することにした。なおこの解説リーフには、展示資料の解説文はもちろん、企画の趣旨も載せている。もちろん、展示場にお入りいただければご自由にもっていけるようになっている。
さあ、ゆっくりとご堪能いただければ幸いである。
特別展示「吉田松陰と兵学門人妻木弥次郎・寿之進父子」の詳細についてはこちらへ。
⇒ http://www.city.hagi.lg.jp/hagihaku/event/1103tumaki/index1103tumaki.htm
⇒ http://hagihaku.exblog.jp/15098718/