去る28日(日)をもって、担当の企画展が終了した。

会期中は予想以上におおぜいの方にご覧いただき、一定の成果をあげることができたのではないかと思う。

主眼目は「近代化産業遺産」という新しい言葉を知ってもらうことにあったが、少しは広まっただろうか。




などと、ここで総括を述べることはやめにして、とにかく展覧会が終わったら、すぐさま撤収せねばならない。

毎度、展覧会を作るまではほんとうに厳しい日々が続くのだが、壊すのはあっけない。

昨日1日で、すべての展示物をとりのぞき、今日、すべての資料を無事に所定の位置に戻すことができた。


こうやって速やかに企画展示室をあけわたし、つぎの担当者へひきつがねばならない。

展示室の内部も、展覧会ごとに展示ケースや移動壁などを配置換えする必要があるからである。



しかしまあ、もう6年ぐらいこんなことをやっていると、みんなずいぶん慣れてきたものである。

博物館を新しくしてから、ずっと自転車操業が続いているが、僕はもう、つぎの展覧会の準備に入っている。


来年の企画展もぜひご期待いただきたい。