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先月末、晋作の誕生地そばに建立されたばかりの真新しい像である。

通勤途中に再度現場を確認したところだ。
 
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(以下、追記)
 
除幕式は10月31日に行われた。
 
当日は『龍馬伝』で晋作を演じた俳優、伊勢谷友介さんも参列された。
 
小雨の降りしきるなか大勢の観客が集まっていたが、お目当ては晋作の「銅像」より「伊勢谷」だったのであろう。
 
 
ところでこの晋作像、頭髪は意外にもチョンマゲになっている。
 
このことについて、制作者の江里敏明氏は「晋作の立志の町に建てる銅像ということから、マゲを結った二十歳ごろの姿をイメージしてつくった」というような趣旨を説明されていた。
 
なるほど、これで全国の晋作ファンも合点が行くにちがいない。
  
ちなみに最近、あるスポーツ新聞社が好きな幕末の人物についてリサーチしたところ、晋作が龍馬をぬいて堂々の一位に輝いたという。
 
高杉晋作は幕末の英雄の一人に数えられるわけだが、それはともかくとして、彼の役割を「顕彰」するのと同時に、「検証」する作業も忘れてはならないだろう。
 
 
なおこの日は、博物館に会場を移し、江里氏と一坂太郎氏による記念講演会もあった。
 
たいへん興味をそそられる話であったが、とくに江里氏による銅像制作過程についての写真を交えた解説は、鋳造に関心をいだく人間の一人として、たいへん面白かった。