今日の仕事は非常に重要な位置を占めるので、か~な~り気合が入っていた。


記憶しているだけでも、ドイツ、フランス、レバノン、中国、台湾など、世界中のあちこちの新聞・雑誌などマスコミ関係者が萩にどっと押し寄せてきたのである。

もちろん彼らは、日本駐在の記者で、ふだんは東京近辺でお仕事をされているそうだ。


僕は世界遺産登録作業の進む「近代化産業遺産」の部分を受け持ったが、記者さんたちは非常に関心をおもちで、とくにフランスの記者さんは熱心に、個別に僕にインタビューをしてくださった。

なかでも、このフランス人記者さんによる「以上の説明を1分でまとめてコメントしてほしい」との要求はしびれた。

マスコミ取材は受ける機会が多いので、たしかに慣れているといえば慣れているのだろうが、そうはいっても外国人記者が相手である。

あまり細かい事実に触れても理解してもらえるはずないので、大づかみに位置づけや評価を述べる必要がある。

したがって、今回は僕にとって、とてもよい訓練の機会になったと思う。


おかげで時間が足りなくなり、あとのスケジュールを繰り下げる羽目になったほどである。


とにかく、世界中に萩の話題を広めていっていただけることを願うばかりだ。