歴史から自然まで、森羅万象をとりあつかう総合博物館らしいできごとが、つい一昨日あった。


日曜日の午前中、歴史資料をとりあつかう大事な仕事を終え、ほっとひと息というところに、なにやら緊急の電話がかかってきた。電話に出た上司から聞くところによると、萩市のおとなり阿武町の清ヶ浜で釣りをしていた方が、珍しい魚をみつけたとのこと。

そこで急きょ上司とともに現場にかけつけると、僕には最初、水族館でよく見かけるウツボのように見えたのだが、とにかくものすごくグロテスクな感じで大きな魚が寝転がっていた。もちろん、浜に打ち上げられていたそうなので、すでに息はたえていた。

一人で抱えられないこともないが、なにせ僕は大人になってから、生き物はどちらかといえばあまり好きでない。ぎょえぇ~っていう感じで、そそくさとこれを頂戴し、クルマの荷台にごろっと寝転がせ、博物館へ飛んで帰った。


そして昨日、さっそく同僚の海洋生物担当研究員が同定したところ、なんとアナゴの仲間のクロアナゴだということがわかったそうだ。さすがに餅は餅屋といったところだろうが、僕としてはうかつに情報を出さずによかったと安堵した。


とにかく百聞は一見にしかずである。

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