世界遺産運動へ

今日は、とある集まりで「萩の近代化産業遺産」についてお話をさせていただいた。

あいかわらずのつたない話ではあるが、うれしいことに市民の皆さんの関心は確実に高まっていることがわかる。

熱心に耳を傾けてくださる皆さんの目の色を見ていると、そのことがひしひしと伝わってくる。

「近代化産業遺産」という用語自体、まだそれほど熟しているわけではないし、市民権も当然得られていない。

とにかく、いまの段階では、ヨーロッパから産業革命の荒波が日本に押し寄せて以来、日本人がこれにどのようなレスポンスをしたかを視覚的にあらわすのが「近代化産業遺産」なのだということを訴え続けるしかない。