
この行事は、玉江という漁業集落で古くから伝えられてきた、和船競漕〈きょうそう〉をメインとするものである。
その関係で、今日すでに、玉江橋にはフライキと呼ばれる旗が翻っていた。この橋は萩の三角州の西を流れる橋本川にかかっており、萩市街から長門・下関方面に行くさいにわたる。
ところで、地方に伝わる民俗行事、伝統的な風習の存続が危ぶまれている。
「おしくらごう」もその一つに数えられるが、元気な若者の都市への流出を食い止めねばどうしようもない。祭りにかかわる実行部隊は、年寄りでは維持できないのだ。
地方都市の活性化ともかかわる、非常に大きな課題である。
しかし僕は、明日、史都萩を愛する会の総会・例会がぶつかっている関係で、今年もこの行事を見ることができず残念だ。