このほど、世界遺産の暫定リスト入りをめざす追加提案書が出揃ったという報道があった。

山口県からは錦帯橋、萩城下町、そして萩反射炉を含む九州・山口産業遺産群という3つの提案である。
来年6月ころにその結論が発表されるということだが、山口県はそれにしても異常なほど多い。
いずれも、昨年度提案して継続審査という結果に終わったもので、かなり大幅に修正が入ったと聞いている。
要は3つとも、リベンジを期しての再提案ということになるわけだ。

これらのうち僕が気になるのは、第一に九州・山口の産業遺産群、第二に萩城下町、第三に錦帯橋の順。
いずれは結果が示されるわけだが、どうしても個人的関心度からこういう順番になってしまう。
あとは、これらを審議されるかたがたのさじ加減を見守るしかない。

とにかくあと半年、白黒はっきりするのを待つことにしよう。


【付加情報】
これ以前、国宝の瑠璃光寺を中心にした「山口に花開いた大内文化の遺産」という提案を、
山口市が山口県に対して提出していたことを僕は無視してしまっていた。
なおこの提案は、上記3件とは違って今年度に新規に提案されたものである。

したがって、山口県が絡んだ世界遺産の暫定リスト入り追加提案書は、4件ということになる。

(2008年1月7日追記)