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ピュタゴラス派の思想を継承しました学者たちです。

紀元前1世紀から紀元後3世紀のアレクサンドレイアや

ローマで活躍しました。


ピュタゴラスの伝統とプラトン、ペリパトス派、ストア派、

グノーシス派などの思想を折衷しまして、

さまざまな領域で信奉者を生みました。


したがいまして他の学派との区別がはっきりとしない場合があります。


ピュタゴラスにならいまして数の象徴主義、

独特の音階論、世界の調和、清浄な生活などを主張しますが、

数学といいますよりは秘儀的宗教的色彩が強かったのです。



最初の信奉者はキケロの友人であります博識家ニギディウス・フィグルス。


その後エウドロス、そして紀元後1世紀には

『ピュタゴラス講義録』を著しましたモデラトスらが出まして、

スミルナのデオンに影響を与えました。


同じ頃のデュアナのアポロニオスは半ば伝説上の人物ではありますが、

各地を遍歴し奇跡を行いました魔術師として知られています。


彼はその霊力によりまして救世主とみなされ、

キリストに比べられることもあり、

このことを根拠にキリストの福音の独自性が議論されました。





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