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さて、今回の記事は、
老死(ろうし)について書きます。
この老死は十二因縁の第十二です。
老いと死のことです。
ところで、佛教では「四苦(しく)」ということを言います。
「四苦八苦(しくはっく)」の「四苦」です。
生・老・病・死の四つで四苦、
これに愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五陰盛苦の四苦も加えると
八苦ということになるのです。
死苦ということをいうのですが、
これは死の苦しみのことです。
老苦ということもいうのですが、
これは老いの苦しみのことをいうのです。
これを合わせて、老死苦(ろうしく)ということも言います。
今回の記事で、一応、十二因縁については終わりです。