リンク・フリーです。
さて、今回の記事は、仏教における言語について書きます。
これについては何回かの記事に分けて書きます。
これについても「法蔵館」の「密教辞典」から引用させて頂きます。
げんご [言語]
密教では三密成仏を説くために
特に言語の宗教性を教理の中核とし、
形而上的な言語考察も特異な性格を持つ。
密教原典の用語を通覧すれば、
先駆的な密呪であるパリッタは
今日でも東南アジアの仏教圏で用いられパーリ語である。
しかし有部系は古典サンスクリット(古典梵語)を用いたから、
例えば、根本説一切有部毘奈耶第六に見える防蛇呪は梵語らしく、
般若経典などの大乗諸経典は
佛教混淆サンスクリットまたは古典梵語を用いるが、
陀羅尼には、プラークリットが混在している。
こう出ております。
次回の記事も、仏教における言語について書きます。