こんにちは、アオです。

GW真っ最中ですね。先日職場関係のちょっと大々的な集まりがありました。

コロナ禍以来、久しぶりの雰囲気です。

楽しいひとときを過ごすことができました。





『小さい魔女』

作 オトフリート·プロイスラー

訳 大塚勇三

出版 (学研) Gakken



127歳の小さい魔女は、年に1度の魔女のお祭りで踊らせてもらうため、「いい魔女」になることを約束させられます。

「いい魔女」ってどんなこと?

相棒のカラス、アブラクサスと共に小さい魔女の修行が始まりました。

さてさて、本当に「いい魔女」になれたのか?



今日4月30日は図書館記念日だそうです。

昭和25年4月30日に制定された図書館法を記念して、その後制定されたそうです。、、とネット情報より。


私は小学生の頃、図書館(学校の図書室)が大好きでした。50年経った今でもおぼろげに図書室の様子を思い出せます。


入り口入ってすぐ右がカウンター、カウンターの手前には新刊コーナーでした。

私が大好きだった外国の童話·児童書のコーナーは奥に入って右手の奥。私は直感的にさし絵や表紙で本を決めることも多く、当時の日本のさし絵や表紙の本より、洗練された外国の本に惹きつけられていたようです。


この「小さい魔女」も大好きで何度も何度も読んだ本の1つです。

シックな表紙、アブラクサス、ブロッケン山、ワルプルギスの夜、、、想像力を掻き立てるような言葉の数々、ユーモアと正義に溢れたエピソード、あっと驚くフィナーレ、、、

小学3~4年の頃の私が、どんなに胸踊らせて読んでいたのだろう、知らず知らずに この本から育ててもらっていたのだろう、そう今でも思います。


作者のプロイスラーは、ドイツの児童文学者で、他にも大どろぼうホッツェンプロッツシリーズが有名です。

これまた、私の相棒のような本でした。

訳者の大塚勇三さんは、ご自身の本ではスーホの白い馬、そして私的には、リンドグレーン作品の数々、スプーンおばさんシリーズの翻訳をされた偉大な方です。


作者のプロイスラーももちろんのことながら、当時の日本の子ども達に楽しい本を届けてくださった翻訳の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。



今では、ネットであらゆる本を簡単に手にすることが出来ます。誰でも手軽に文学に触れることが可能です。

でも昭和25年、まだ戦後という言葉が合ってるような時代に図書館が原則無料という、公共サービスとして確立されたことは、特別な意味を持つことだなぁと思います。

私も学校の図書室ではありますが、50年も昔の、小さな片田舎の小さな図書室で本を借りることが、様々な文学(文化)に触れる一歩だったこと、本当に感謝します。