こんにちは、アオです。
先日、新しい来年の手帳に家族の誕生日や両親の命日を記入しました。
3月に夫が61歳、9月に次男が31歳(!)、そして私と長男の誕生日は12月です。
私が61歳(現時点ではまだ59歳)、長男が34歳(現時点ではまだ32歳)。、、、
、、、さ、さんじゅうよん歳!?三十路半ば!?
まだ来てもない誕生日を前に、自分の年齢よりも長男の年齢に愕然した私です。

『名馬キャリコ』
文・絵 バージニア・リー・バートン
訳 瀬田貞二
出版 岩波書店
西部のサボテン州に、キャリコという名前の賢い馬がいました。キャリコは見目麗しくはありませんが、頭脳明晰で足の速さもピカイチでした。
キャリコはカウボーイのハンクと共に、サボテン州の治安を守る毎日でしたが、彼らには手強い敵がいたのです。その名も「すごみやスチンカー」とその一味です。
この名前を聞くだけで、皆震え上がるのですが、キャリコとハンクは勇敢に立ち向かいます。そしてクリスマスの晩のこと、大きな事件が起きました。
さて、キャリコとハンク、そしてサボテン州の運命やいかに!?
作者であるバートンさんは、息子達が漫画に夢中になっていること対抗して、この絵本を作ったと言われています。
息をもつかせぬスピーディーな展開とコマ割りのような挿絵は、まさに一大活劇、漫画を蹴散らす程のエネルギーです。
また、瀬田貞二さんの名訳!メリハリの効いた講談調で、気分良く読んでいた覚えがあります。
長男が大好きだったこの絵本。
何度読んだことでしょう。確か小学生になっても読んであげていたような。
そのおかげで、今だに絵本の出だしの文章をスラスラと言える私です。
、、、『ところははるか、せいぶのサボテン州に、その名をキャリコと呼ぶ馬がおりました。、、、』
本当に心の温まる、カッコいい絵本です。
物語最後の挿絵のなんて素敵なこと!





