こんなんで、どうっスか?

こんなんで、どうっスか?

日々の生活のコトを書いています。
更新は不定期。
思いついたタイミングで、のほほんといきます。

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夏休みの自由研究。
なんとも楽しい響きではありませんか。

我が家のチビ(小学2年生)が選んだテーマは「振り子」。
当初の計画では、段ボールでブランコ型の枠を作り、そこにぶら下げた「振り子」で音速を超えるというもの。

これは危ない。
家屋内で音速を超えてしまうと衝撃波で大変なことになってしまう。
と、いうより、そんな大掛かりな装置を作るには、高さも広さも足りない。

結果、初案は却下。
もちろんチビには論理的に説明し、納得してもらった上での結論です。


実践できる「自由研究」として、再考。
慣性の法則を利用した「カチカチ振り子」の制作で落ち着きました。

まずは、「振り子」の制作。
ビー玉を買ってきて、瞬間接着剤でナットを接着し、糸を吊るすところを作ります。

こんなんで、どうっスか?

次に、レゴブロックでフレームを作り、そこに「振り子」を吊り下げます。

こんなんで、どうっスか?

このフレームが「Ver.1」。

振り子を吊り下げているブリッジの強度不足と、足の部分が不安定なため、うまくビー玉に力が伝わらず、2回程しか「カチカチ」とはなりませんでした。

フレームを改良します。

こんなんで、どうっスか?

「Ver.2」です。

ブリッジ部分を強化し、さらに足を片側2本(計4本)にして、安定性を持たせました。

「振り子」の高さと位置を調整したところ、なんと「カチカチ」が6回以上続きました。
これは面白い!

さらなる改良を加えます。

というのも、ブリッジの幅が狭いために、「振り子」を吊っているテグスに微妙なブレが生じているように思えたためです。

こんなんで、どうっスか?

「Ver.3」です。

幅を持たせるために、通常は「土台」として使用するパーツを利用しました。
安定性を強化するため、足の部分も少し低くしました。

こんなんで、どうっスか?

かなり動きが良くなっただろうと思いきや、2~3回程「カチカチ」しただけで、その後の動きはバラついてしまいます。

ブリッジの幅が広くなったのは良かったのですが、「振り子」を吊っているテグスが短くなり、テンションが高くなったために「振り子」の動きが固くなってしまいました。

さらに改良します。

こんなんで、どうっスか?

「Ver.4」です。

ブリッジ部分を少し狭くしました。
テグスも少し長くし、動きもスムーズになりました。

もちろん、足の部分も補強済みです。
かなり安定感が出ました。

慎重に「振り子」の調節も行ったところ、なんと!「カチカチ」が10回以上も!
これは大成功!

調子に乗って、「振り子」の数を増やしてみることにしました。

こんなんで、どうっスか?

「Ver4.2」です。

「振り子」の数を5個から7個に増やしました。
たった2個しか増えていないのに、「振り子」の調整にはかなり苦労しました。

でも、「Ver.4」と同様、10回以上の「カチカチ」!
おー、素晴らしい!

でも、「目視」でしか合わせていないので、微妙にバランスが悪いみたい。
「こんなもんか?」という感じの調整ではこれが限界かしら?
かなり精密にいかないと、端のビー玉の力がうまく伝わらないのね。

「カチカチ」が10回目を超えるあたりから、ビー玉の動きが左右にぶれてしまいます。
市販されている商品って、やはりスゴいのね。

とはいえ、非常に面白い実験(工作?)でした。

実験の後、ポイントごとに撮影した写真をプリントアウトし、それをスケッチブックに切り貼りしながら、実験レポートを作成しました。
(もちろん、文章はチビが自分で考えて書きましたよー)

なにげに提出するのが楽しみそうなチビ。

さあ、夏休みも、もう、あとわずか。
宿題は早めにやっておきましょうねー。

「しばらくオイル交換してないなぁ。そろそろヤバいかもなぁ」

数日前、そうつぶやいたら、チビの目が輝いた。

「お父さん、いつやるの? オイル交換!」

なんでしょう、随分とヤル気だこと。
男の子だねぇ。
メカと工作が大好きだもんねぇ。

で、本日(8/4)決行。

まずは、部屋の中で「座学」。

エンジンオイルはなぜ交換しなければいけないのか?
から始まり、手順を説明。

チビが十分理解(?)したところで、必要なモノを買いに近所のオートバックスへ。

・エンジンオイル(5W-30、3リットルの缶)
・オイルフィルター
・ドレンボルト
・オイル受け用のパック

合計4,000円ちょい。
帰り道に飲み物を買ってきて、準備万端!

帰宅早々に作業を始めます。

ジャッキアップして、クルマの下に潜り込み、ドレンボルトの位置を確認。
メカニック助手となったチビにレンチの番号を言うと、該当する工具が手元に届きます。

本当はチビがボルトを外したがっていたんだけど、まだちょっとね。
万一の事故がおきるとまずいしね。

でも、メカニック助手として、ちゃんと仕事をこなしています。
偉いぞ、チビ。
実はお兄ちゃんも、あなたぐらいの頃は優秀なメカニック助手だったんだよ。

で、私がクルマの下で「座学」の実践的復習を進めます。

「このボルトを外すとオイルが出てきます」
「うわー、まっくろ!」
「で、オイルフィルターは、このカップを付けて、レンチで外します」
「ふむふむ」

買い物の往復でエンジンが上手い具合に温まっているので、オイルもキレイに抜けてくれます。
オイルフィルターも外し、オイルが抜けきるまでちょっと一服。

しかしなんだね、この季節のクルマいじりには、コーラが必需品ですね。
一息つくタミングで手元にコーラがないと何か忘れてきた感じ。
作業の合間にコーラを飲んでいると、若い頃を思い出しますなぁ。

オイルの抜けを確認し、新しいドレンボルトとオイルフィルターを装着。
フィルターの取付口に薄くオイルを塗り込んでいると、チビが一言。

「あれ、なんでそこにオイル塗るの?」

あ、しまった。
「座学」で説明してなかったかー。
追加の解説をしながら、無事装着完了。

いよいよオイル投入ですな。

ペットボトルの底を切ったものを漏斗代わりにして、まずは2リットルほど注入。
オイルゲージで、どのくらい入ったのかを確認しつつ、少しずつ追加。

頃合いを見計らって、エンジン始動。
エンジン側のスロットルをあおって内部にまんべんなくオイルを回しつつ、オイルゲージで適量を確認。

「うむ、よさげ」

不思議な顔をするチビ。
運転席のアクセルをふまないと、エンジンの回転は上がらないと思っていたらしい。

「あ、これ、運転席のアクセルからつながっているのよ」
「!!」
「ほら、ここにワイヤーがついてるでしょ。これこれ」
「ほう。なるほど」

納得したようだ。
結果、滞りなく終了。

「さ、片付けるぞー」
「はーい」
「捨てるものと戻すものを分けて、一気にいくよ!」
「はーい」
「じゃ、片付け開始!」
「あ、ちょっと、トイレ」

おい、トイレ長いよ。
もう片付け終わっちゃうよ。

「あー、ごめんごめん。おまたせー」
「もう片付け終わっちゃったよ」
「うん。お母さんに何をしたか説明してきたんだ」

いや、チビよ。
お母さんは、オイル交換していることを既に知っているぞ。
で、たぶん、オイルフィルターだのスロットルだの言っても、ピンとこないと思うぞ。
まぁ、いいけど。

なんだかんだで、作業開始からおよそ30分。
簡単な作業ではあるけれど、やっぱり機械いじりは楽しいなぁ。

チビよりもこっちが楽しんでしまった。
まぁ、こんなもんか。

小川未明(おがわ・びめい)という作家をご存知でしょうか?

「日本のアンデルセン」「日本児童文学の父」と呼ばれているそうです。
私、この方の書いた「赤い蠟燭と人魚」というお話が大好きなんですね。

我が子を想う人魚・人魚の子を拾い育てる老夫婦・金儲けのために画策を弄する香具師 の三者による物語なんですが、これがまた重くて暗い。

いわさきちひろさんの遺作(未完)になったり、酒井駒子さんの絵で絵本になったりと、今なお再生産され続けている傑作なんですよ。

その「赤い蠟燭と人魚」を含む「小川未明童話集」(新潮文庫)が、本屋さんで平積みになってました!

こんなんで、どうっスか?-小川未明童話集

実はね、一般的な認知はそれほどではないのかと思っておりました。

だって、もう「時代」がちがうじゃん。
つい先月くらいまで、どこの本屋さんに行っても在庫切れだったしさぁ。

いやいや、こうやって平積みになってるってことは、相応に人気があるのね。

この本はオススメですよ!
是非お手に取って、じっくりと読んでくださいまし。

あとはね、志賀直哉かな。
「小僧の神様」「清兵衛と瓢箪」がいいっすよ。

よく言われることだけど、「物語は、読む人間の経験や環境で、受け取り方が異なってくる」ってあるじゃないですか。

これらのお話って、まさにその見本みたいなものだと感じています。

もしお気に召したなら、何度も読み返してみてください。
良い本ですよー。