昨今の小中学生、特に高校受験に関しては通塾しないと志望校に合格できない、そんな妄想もあります。
僕は、もう数年前にこの業界ダメだな、と、きっぱりと見切りを付けました。
少子化で先行きが暗い?それは絶対にないです。
この業界というのは少子化になればなるほど売上高は伸びます。
まあ、高収入目指して、それだけを目標とするのなら非常に魅力的な業界です。
理由は極めて単純明快でぼったくり業界だから。
集団塾ではそういう傾向はあまり見受けられません。
むしろ、気合い入れまくり、かな。
ただ、世間に出ている情報、これが古いな~、なんです。
関東地方中学受験4大塾、4つの塾がよく比較されます。
早稲アカ・SAPIX・日能研・四谷大塚
その傘下にグループ会社として様々なブランド塾があります。
でも、実際にはもう3つなんですよね。
早稲アカ・SAPIX・四谷大塚
四谷大塚は東進予備校、永瀬先生の中学受験バージョン、ですね。
もう、十年以上前くらいからかな、日能研は教育方針を大きく変えていますよね。
これは高木代表の意向が強い、高木代表らしくしたんだな、と感じています。
高木代表は先代から、とは言え、御自身も「教育学」をしっかり学ばれています。
偏差値とかどうなの?
もう、20年位前から悩まれてるな、と感じ取れていました。
勿論、頑張り続ける子ども達は徹底的に応援してくれています。
SAPIX、代々木ゼミナールの中学受験バージョンかな。
これは、SAPIXに通い、宿題や課題が解らないので家庭教師をつけ、なんなの?
僕はそう強く感じていて「家庭教師もお願いできないか?」など結構依頼を受けました。
返事は決まっていて
「SAPIXを退塾したら引き受けて、志望校に合格はしてもらいますけど、それが無理なら絶対にお引き受けできません」
でした。
基本的に中学受験で、塾以外に家庭教師をつける、これはやめるべきです。
算数が極めて顕著で解法が何通りもあるんですよ。
塾で一生懸命頑張って授業受けて、ノート見せてもらって「この解き方古い」かなりの確率でそう感じ、逆に子ども達を潰しちゃう、これが現状、意味ない。
そこまでやるのってどうなの?という真逆の考え方が日能研かな。
一昔前は車内でポスターを結構見かけましたよね。
長期に渡り「やわらか頭を身に着けてくれたら」明らかに高木代表が舵を切ったのでしょう。
でも、従来通り、運営サイドで各中学校との連携は欠かしていませんよね。
日能研に通われている子ども達の親御さんで
「やたらこの中学校勧めてくるんだけど」
そう感じられる親御さんって多いと思います。
これも理由は単純で、合格するから、それだけです。
中学受験では、中堅校以上が第一志望校だと通塾しないと無理です。
「学習指導要領」小学校ではこれがベースなんですけど、これあくまで全国共通基準という位置づけなの。
だから上限は無限、でも、現実的ではないですよね。
なので、中学受験は通塾しないと無理です。
一方で、高校受験は、僕の経験で
「この子とは、しっかり基礎から頑張らないと!」
「そこまで頑張っちゃう?じゃあ、一緒に頑張ってみよう!」
そう感じる子ども達は4割、多いかな、確実に半分は、厳しく表現すると「お客様」
現実なんだもん、仕方ないじゃん。
昨今では、個別指導の教室が圧倒的に増加傾向にあります。
問題はこっちなんだ、もう
「同じ業界と思われるのが嫌、恥だ」
僕はそう感じてしまい、きっぱりと見切りをつけた訳なんですけど。
次回はこの続きを書かせてもらいますね。
お読みいただきありがとうございます。