キャッシュは持てるだけ持とう!

 

 

これまで何度か銀行評価を高めるために決算書を工夫してみましょう、という内容を書きました。

 

これは銀行評価を高めることで、融資を有利に進めるためです。

 

 

銀行からの借り入れは、運転資金や設備投資のための借り入れなど、

目的があって融資をうけることがほとんどだと思います。

 

 

 

ですがそれ以前に、会社にキャッシュはどれくらいあるのがベストなのか?

 

 

SMGでは顧問先のお客様の現預金合計が、毎月の固定費の6ヶ月分持てるように指導しています。

 

 

よく世間で言われるのは、固定費の3ヶ月分というのが多いですが、

弊社では6ヶ月を目標として、銀行からの借り入れを進めてもらうようにします。

 

 

また銀行融資は、今すぐの手元の資金繰りのためだけでなく

事業に何かあったとき、銀行からすぐに貸してもらえるような関係性を作っておく意味合いもあります。

 

 

よく銀行は、

「晴れの日に傘を貸し、雨の日に傘を取り上げる」

と揶揄されますが、ちゃんと雨の日に傘を借りるための準備をしておく必要があるのです。

 

 

それが評価の高い決算書を作ること、

毎月試算表を持って担当者とコミュニケーションをとることが大事になります。

 

 

そして何より借りれるとき借りて、固定費の6ヶ月分のキャッシュを常に確保しておくこと!

 

 

 

突発的なイレギュラーで資金が必要になったときは、財務的には状況が悪くなっていることがほとんどです。

そうなる前に銀行との関係性を構築しておくこと、

そしてそうなる前に借りれるだけ融資を受けて、キャッシュを多く保有しておくこと。

 

 

これが経営を安定させるポイントです。