今日のテーマは「勘定科目は適当でも大丈夫?」です。
経営者の方であれば自社の会計データや決算書、
個人事業主の方でも確定申告書で出てきますので
知識がなくても何となくは勘定科目もいくつかは知っている方がほとんどだと思います。
「売上」や「仕入」などもそうですが、
「外注費」や「広告宣伝費」
「消耗品費」や「地代家賃」などですね。
特に関心が高いのは経費関連でしょうか。
普段顧問先のお客様と話をしていても、
「この支払いは消耗品じゃないとだめですよね?」
とか
「この収入はこの科目じゃないと間違いなんですよね?」といった質問をよく受けます。
結論から言うと勘定科目は割りと適当でも大丈夫なんです。
適当というと語弊がありますが、
必ず該当する科目でないといけない、という決まりはありません。
たとえば経費における勘定科目は、
集計したときに分かりやすくするためになるべくイメージしやすい科目にまとめたほうがいいですが、
これが多少違う科目に入っていても経費であることに違いはないので、
ペナルティなどは基本的にありません。
(消費税区分が間違っている、などは問題になるケースもあります)
そのため「この支払いはこの科目に入れるべきだ」という固定概念は必要ありません。
結局は自分自身がその支払内容を理解できれいれば問題ありません。
あとは会計事務所さんの管理に弊害がでなければ、どんな科目を使っても基本的には問題ないのです。
今回は勘定科目についてのお話でしたが、この考え方を活用した
銀行評価を上げやすい決算書の作り方を次回のブログでは解説します。