ブログネタ:5月の楽しかった思い出【プレゼント付きブログネタ】 参加中今月も適度な本読みの日々でした。
あまり心が落ち込まない本たちに囲まれ、そこそこ幸せです。
六月はもう少しヘビーなものを増やすか?...つづく
2015年5月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:4725ページ
ナイス数:305ナイス
スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)の感想読み始めの時は、少し悲しい最後を予感した。
シェアハウスのような共同体での生活の中、微妙で絶妙だったバランスは少しずつそこから安定を失っていくが、そのバランスを与えてくれていたもの。
それ自体が神様のような存在だったような気がしている。
みんなが抱えているものを、少しずつ明日への力に変えていくのが読んでいて伝わってきた。
必ずしも人の才能は望んだようには花開かないが、自身が望んだもので世界に何か残せたら、とても幸せなことだと感じた。
読了日:5月3日 著者:辻村深月
ロードムービー (講談社文庫)の感想冷たい校舎の時は止まるの世界から前後する話。
何時を青春と定義するかは人それぞれだし、またある特定の一時期だけを示すとも限らない。
そういう意味では、毎日が青春だったりしてもいいのだろうと思う。
この本を読んだ時感じた一言は前述の青春。
青春の定義は様々だけど、私は「多感」という言葉が一番似合うと思う。
読み終わった後、私はこの切り取られた景色が好きなのだと強く感じた。
読了日:5月6日 著者:辻村深月
レインツリーの国 (新潮文庫)の感想この本は図書館戦争シリーズに出てくる架空の本。
昔読んだ本の中で、物語の終末に心残りを持ち、登場人物の言葉を借りると「宿題」を抱えて、大人となった今その宿題を回答する権利を得て、その事から出会う恋愛の話。
と言えば少し軽い感じがしてしまうが、簡単にそうはいかない話でした。
一枠で括れない人の個性(特徴)は、本人の希望の有無に関わらず様々な他人との違いを見せるし、時にはそれが全てでは無いかとも思ってしまう。
けれど、其々が其々の物語を持っている事は忘れてはいけないと、改めて感じました。
読了日:5月8日 著者:有川浩
子どもたちは夜と遊ぶ (上) (講談社文庫)の感想割と気楽に読もうと思っていたが、最初からガツンとヘビーな導入だった。
相変わらず他の作品同様、人物像を大切に描写を細かく書いていますね。
謎のベールがかかったままのi、点在する伏線群の集結地点が何処になるのか?下巻に続く。
読了日:5月12日 著者:辻村深月
子どもたちは夜と遊ぶ (下) (講談社文庫)の感想事件はようやく解決を迎えた。
登場人物たちの行動思想に対するバックボーンが明らかになるにつけ、今までの行動の意味が明瞭に見えてきた。
事件自体はとても辛く、凄惨で救い難かった。
もっと早く別の道が開けていたら、誰かを必要とし必要とされていたらと考えてしまう。
この辺りは恭司くんの語る「歯止めとなる大事な人」と重なる部分だと言える。
最後の最後まで恭司くんがいい立ち位置で居てくれて、約束も果たしていたところに一定の安心感を持った。
ただ人が亡くなりすぎだなぁ
読了日:5月14日 著者:辻村深月
名前探しの放課後(上) (講談社文庫)の感想辻村深月の作品には少年少女がよく似合う。
今回のネタも地方の日常に、非日常を重ね合わせさらに現実的な要素と非現実的なものをうまく取り入れていますね。
名前の分からない誰か、その誰かを探す日常の冒険。
日常を消費して非日常を消化する人たちがいる中で、目的が果たせられるのか?
後半が楽しみです。
読了日:5月18日 著者:辻村深月
名前探しの放課後(下) (講談社文庫)の感想何かの価値観を見出すとき、義文が創出する以外に、他人を通して自分を演出する事がよく散見される。
頑張っている人を応援してる私が素敵みたいな。
そんな事に欺瞞を覚える事は多々あるが、自分に向けられた場合、何と無く直視せず「あぁ」とやり過ごす事は多いと思う。
主人公の依田いつかは多分そんな気持ちだったのかな?
最後の伏線回収で、裏主人公は秀人だったのが分かるが、何をしたのかは「僕のメジャースプーン」を読むのが良いと思います。
スターシステム全開でした。
読了日:5月19日 著者:辻村深月
光待つ場所へ (講談社文庫)の感想あの本のあの子達に会える。
ロードムービーの時もそうでしたが、話のつながりというか奥行き感が心地よく伝わってくる。
どの話もそれぞれ個として確立していて、関わりもそれぞれ性格もそれぞれですが、気がつくと何処か違った側面の「私たち」がいるような気がします。
一方的なシンパシーを感じながら泣き笑いするように、肌身に感じて読んで欲しい本です。
読了日:5月22日 著者:辻村深月
水底フェスタ (文春文庫)の感想だいぶいつもの辻村作品と毛色が違った気がした。
テーマとして地方の村と、財政立て直しの為取り入れられたロックフェスが話の舞台背景を形作っている。
実際にはここまでの物は無いだろうが、小さな社会での予定調和が静かに恐ろしく響いてくる感じを受け取った。
感情が表面に漲らないというのは、ある意味非人間的な物に通づると言えるのかもしれないと思う。
読了日:5月26日 著者:辻村深月
書を捨てよ、町へ出よう (角川文庫)の感想書を捨てよ、町へ出よう。
なるほど!虚構型の人生から、実行型の人生への勧め。
人に出会い、交流して相手の中の自分と対話するような関わりを持ちながら、時に哲学を説き時に下世話に走り、死を思いながら生を勝ち取るようなものなのか?
ハイティーン詩集が、何処か面白くありながら、刹那の感情を所々背伸びしながら綴る感じが伝わってきた。
読了日:5月28日 著者:寺山修司
本日は大安なり (角川文庫)の感想今回はパラレル進行でテンポもよく、この1日の慶事をスリリングに展開していました。
結婚式という、恐らくそんなに多く経験する事の無い非日常を味わう儀式に、それでなくてもてんやわんやなのに、一癖も二癖もあるある登場人物たち。
中盤では「これどう着地するのだろう?」とハラハラしたが、そこはさすが!
例によってお馴染みの人たちも現れて、騒動を解決したり起こしたり!?
てんこ盛りの登場人物の中でも、真空くんの可愛さが特に目立って微笑ましかった。
最後まで楽しい気分にしてくれる作品です。
読了日:5月29日 著者:辻村深月
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