塩の白抜きが好評だったので | アトリエの本棚

メイキングを載せようと思います


今回はウェットオンウェット(にじみ・ぼかし)の技法と

みんな気になるお塩の技法に重点を置いて

メイキングを進めていこうとおもいますよ~



まずこちらがペン入れした今回の作品


水張りしています


今回の技法の絶対条件

水張り、もしくは四方天糊(四方向乗り止めされている)スケッチブック

を使いましょう


可能であれば300g以上の厚さの水彩紙であればベスト


比較的安価なのはホルベイン画材から出ている

ウォーターフォードホワイトのブロックがお勧めです


紙面強度、厚さ共に申し分ありません


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オリジナル小説「うみうた」の人魚の姉妹

ミッツェル&ヘーツェルです


「うみうた」の続きも描けよと言う突っ込みは置いといて・・・



一年前にやったメイキングも人魚だったのを思い出しました

ただあまりにも失敗が多かったメイキングだったから良いか・・・


それはともかく


まずは白抜きしたい所にマスキングしていきます


マスキングは大きい部分はマスキングテープや

マスキングシートがおすすめですが


ハイライト部分の白抜きや

細かい部分などはマスキングインクがお勧めです


特におすすめなのは

シュミンケのペン型のマスキングインク(¥1,575税込)です



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これだと筆を使わずに直接使えるので手間も少ないですし

通常の瓶に入ったマスキングインクは筆を使わないといけないので

少し放置してしまうと筆がばっきばきに固まって使えなくなってしまいます


それでも瓶に入ってる奴の方が半分以下の値段で買えたりするので

お手頃なんですが


もし瓶の方でやる場合は必ず石鹸水とインククリーナーは用意して置きましょう



さてマスキングインクの講習はこのぐらいにして


続きです


そしてそして

マスキングしたものがこちら



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青い部分がマスキングされたところです


完全に乾いてから色を載せていきましょう



さて

ここからは駆け足です


まず紙全体に水を引きます

そりゃもうびちょびちょなくらいに


そしたら下塗りをしていきます


ベースはセピア系の色で


セピアは何色と混ぜてもわりと綺麗なので失敗は少ないでしょう




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濡れているところに色を載せ

さらに上から色を載せていく


これがウェットオンウェットです


いろは自然に流れていくので

主線からはみ出すのは気にしないで流れるまま色を置きましょう


少し色を載せすぎたなと思ったらティッシュなどで少し色を抜くのも手です


ただし完全に乾いたら色はかなり薄くなるのを覚えておきましょう



ある程度下塗りをしたら

まだ紙が乾いているうちにお塩をまきましょう



お塩はほんのちょっとつまんでパラパラすれば十分です

あまりふりかけすぎると色が抜けすぎたり

塩が溶けきらず紙に張り付いてしまうこともあるので注意しましょう


お塩をまいたのがこちら



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まだまいて数秒しかたっていません

時間がたつともっと色が抜けていきます


とりあえずここまでやったら一度休憩


完全に乾くのを待ちましょう


あせってドライヤーで乾かさないで下さいね

きれいに色が抜けてくれなくなっちゃいます


紙によってまちまちですが

だいたい30分~1時間は最低でもかかります


と、言うことでこの続きはまた明日・・・



次回はしっかり色を載せて行きます