観る目を養成する/和身塾9期は5/14(火)12:00〜スタート | 身体の使い方の秘訣 〜運動の土台、整体の土台は、身体の使い方スキルUPにあった〜

身体の使い方の秘訣 〜運動の土台、整体の土台は、身体の使い方スキルUPにあった〜

身体の使い方をレベルアップさせる秘訣を公開しています。

美しい姿勢、変幻自在な動き、対人関係におけるベストな「間」、疲れにくい体質の構築など、身体を「思い通り」にデザインする方法、整体施術をレベルアップさせる方法についてお伝えします。


山崎です。




ようやく、 

身体の使い方講座『和身塾』9期の募集要項が 
完成したので、明日12時〜募集を開始します。 

メルマガで案内しますね。 



◆身体稽古 

七零先輩、伊野波と稽古。 

僕が提案した稽古でも、 
七零先輩の解釈が想像を超えるもので面白い。 

会話でも稽古でも同じだと思う。 

人が話しても「はい」と頷く人との対話は、 
一方通行で面白くないけど、 
咀嚼して自分の頭をフル回転してもらうと、 
真剣に対峙してくれていることが嬉しくなる。 

なかなか出来ない体験をさせてもらえた。 


稽古後は、串カツディナー&バー。 

超有名な武術家の二人と、 
初顔合わせの時間をセッティングしてもらい、 
貴重で楽しい時間を過ごすことができた。 

人気者の素養を十二分に堪能できたと思う。 

映像で感じる印象と実際に会った時の印象が、 
まるで違ったのは面白かった。 

こうした気付きもフィードバックしたいね。 



◆後輩と身体稽古 

30代のトレーナーをやっている後輩が、 
肩が痛い人のアプローチ法を語ってくれた。 

確かに有効なアプローチだ。 

ただ、 
有効レベルだと『2』ぐらいだろうと思った。 

『5』の痛みがある人に、『2』なら有効だ。 

しかし、『100』の痛みやストレスがあると、 
『2』の有効度では話にならない。 


まだ、自分の身体も他者の身体も、 
『観る目』が養われていないのは仕方ない。 

これから、観る目を養えば彼は飛躍できる。 



◆東洋思想研究50年の水口清一先生の会 

潜在意識の開発は、水口先生から学んだ。 

20年近くなった今、 
腑に落ちることが増えているから面白い。 

水口先生は、未来予知の研究者でもある。 

今日は自身が感じることと、 
先生の見通しておられることの擦り合わせ。 

マクロでは、同じようなことを感じていた。 


僕は20代の後半から東洋思想に触れたけど、 
なるべく、若いうちに触れた方が良いと思う。 

人生の後半に効いてくるのが東洋の知恵だ。 



================== 
観(診)る目を養成する 
================== 

柔軟性は、やがて衰える。 

筋力も柔軟性も体力なので、 
年齢と共に衰えることが自然の法則である。 

それより、向上する能力にコミットしたい。 


ひとつが、内観である。 

自分の内側を観る目、 
この能力を養うだけでも人は『変身』できる。 

室伏広司さんであれば、 
一つひとつの背骨を観て動かすことが可能だ。 

これは室伏さんじゃなくても、できること。 


自身の身体のストレス、緊張、重さを観る。 

これができれば、 
ストレス、緊張、重さを自身でゆるめられる。 

重さを、背骨で支えることができるわけだ。 


コレは肉体次元の話だが、 
大人なれば本来なら高まるイメージ力もある。 

「いただきます」 

この儀式を行う時、 

・命をいただくこと 
・料理をしてくれた親 
・素材を育ててくれた農家 
・恵まれた天候や自然 
・箸や器を作ってくれた職人 etc... 

色んな人たちを観て感謝することができる。 

多くの人の助けがあって、 
自分のエネルギーが高まっているイメージだ。 

コンビニ食で、観る能力は養われないだろう。 


関わった天才、達人らは、 
一つに対する洞察が深くて、観る範囲が広い。 

・一人をどれほど愛するか? 
・ひとつの仕事をどれほど大事にするか? 
・例えば、お尻の筋肉をどれほど観たか? 
・心と体、筋骨格系、筋細胞、分子、原子、、 

一つを大事にして、広く観る能力を養ったか。 


僕は、過保護に育てられた自覚がある。 

母親が何でもやってくれたから、 
椅子に座れば食事が目の前に運ばれてきた。 

鍋にしても、自分が皆に振る舞うことはない。 

食事が減っていないか、飲み物はどうだとか、 
楽しそうにしているか、話に馴染んでいるか、 
など、他人を観ることはできなかった。 

コレは、周りを観ることができていない例だ。 


武術的な要素であれば、 

・敵は何人いるか分からない 
・敵はいつ襲い掛かってくるか分からない 
・敵はどんな武器を持っているか分からない 
・敵の誰が強いのか分からない 

など、観る能力が低ければやられてしまう。 


医者であれば、最初にするのは診察である。 

マーケッターであれば、 
徹底したマーケットリサーチをするだろう。 

そして、自分たちの『武器』を磨く。 

患者、マーケットに対して、 
武器が通用するかを観て患者や市場に挑む。 


観る目は、熟練である。 

分析とは違って感じる力で、 
その経験から違和感を汲み取ることができる。 

自らの違和感、他者から感じる違和感。 

食、空間、文章、声、表情、目、身体からも、 
違和感を汲み取っていると思う。 


まだまだあるが、コレまでにしておこう。 

観る目が節穴であれば、 
不要な薬や注射を言われるまま身体に入れて、 
副作用が発症してから気付くことになる。 

僕自身が、20年以上も片頭痛の薬を飲んだ。 

手前の欲求に目が眩み、 
大した悪影響もないだろうと鷹を括っていた。 

だから、自身の反省を踏まえシェアしている。 


対人間に関しては、 
相手の意識や自律神経信号を観る訓練を行う。 

筋肉の反射や反応も観る。 

メンタリストDaigoのように、 
一般の人には観ることができない能力が付く。 

そして、自分を最適ポジションにもっていく。 


観るには、熟練が必要となる。 

最初は誰でも観る目は節穴だから、 
気にせず、今すぐに能力を磨いた方がいいね。 



追伸) 

満を持して7月から、 
身体の使い方講座『和身塾』9期がスタート。 

東京と大阪会場で行います。 

久しぶりの募集なので、 
検討中の方はこの機会にお越しくださいませ。 



それでは今日はこの辺で。 

何か感想や質問があれば、 
こちらのメールに返信もらえたらと思います。 

ありがとうございました。 

山崎