私は背骨の一つ一つを動かすことができる(室伏広治談) | 身体の使い方の秘訣 〜運動の土台、整体の土台は、身体の使い方スキルUPにあった〜

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● 私は背骨の一つ一つを動かすことができる(室伏広治談)


こんにちは、山崎です。

ハンマー投げの室伏広治選手は、かつて

「私は背骨の一つ一つを動かすことができる」

と言いましたが、凡人でも訓練を積み重ねれば『背骨の一つひとつを動かすこと』は可能になります。

背骨を感じて一つひとつ順番に重心を乗せ、やがて重心を移動させることが出来るようになると信じて、取り組んでいただければと思います。


ボディビルダーは背骨一つひとつを動かすことは出来ないでしょうが、彼らは筋肉のコントロールに関しては一流です。

自分の筋肉を自在に『収縮』させることができ、筋肉の『緊張と緩和』を自分の意思(脳)でコントロールできるということ。

心と体が繋がっている(思ったように身体を動かせる)のです。


先日、ヨガインストラクターの生徒さんとの個別セッションでしたが、僕は正座をしている彼女に吹っ飛ばされてしまいました。

もちろん、最初から吹っ飛ばされたわけではなく「背骨を感じる」というエクササイズをしてもらった後に吹っ飛ばされたわけですが、このように現実的に起こることのみを還元すべきだと思います。


一般的な指導者の多くは、自分の骨を思うがままコントロールすることはできず、筋肉の緊張と弛緩も自在にコントロールすることもできないと思います。

そのような状態のままだと「心と体を繋げる」という言葉を使うことができないので、

・背骨の一つひとつを順番に感じてコントロールすること
・筋肉を意識的にゆるめること

を指導者自身が出来るようになってから、クライアントへ指導していただければと思います。


というと、普通「そんなこと出来る訳ないだろう」と思われます。


しかし、出来ない理由は、

取り組まない(取り組む期間が短い)だけなのです。

僕のような凡人でも訓練を積めば出来るようになるので「出来る訳がない」と思っている人は自分の可能性を信じて取り組まれると、次のステージへと進めるはずです。

自分の身体を自在にコントロールできるようになって、理想のパフォーマンスを実現させていただければと思います。


【筋肉の緊張と弛緩】