特許の請求項って大きくわけて3つだと思う……

という暴論。異論反論めっちゃ受け入れます。

■方法のクレームの部
1)〇〇というステップと
〇△というステップと
△△というステップとを含む
(✕✕を作る)方法
■もののクレームの部
2)〇〇と
〇△と
△△とを含む
✕✕。
3)〇〇という性質を有し
〇△から△△までの数値である
✕✕
※2)と3)は混合型あり。

いきなり何を!
という議論ですが
先行技術調査の特許調査
すなわち「特許文献の中のクレームが特許性を有するか」について一番大事なのが本願理解
つまり「特許文献のクレームが何を言ってるの?」
を正確に把握することなのですが、

特許調査のどの本も「どうやってクレームを理解するの?」について具体的に記載されているのはあまり見かけません。
自分はこれで苦労したし、指導者は
丁寧に読めばわかるという精神論が
まかり通ってしまう所ではないかという
これまた暴論……

となると、クレームは固まっているものなのだし
その特徴ってかなりハッキリしてて
それをデフォルメしたら
結局上の3つしかないと暴論してしまう所に
今行き着いてしまいました。

って言うと、1日かけてクレームを練り上げる人にぶん殴られるんじゃないかと思ってしまいますが……
もちろんこの形式論だけで特許要件全てを具備してさらに効果的に権利行使や権利のマネタイズ
もやらなければいけない、クレームを作り上げる側のご苦労は(そっち関係全くやっていない自分が語るのは憚れます)あるのですが

殊に、読んで理解しこれを(審査官とはいえ)第三者に説明するにはある程度の「型」がいるのではと思って、この3つのパターンがそれに当たるのではないかと思っています。

もちろん型だけで弁理士の論文式試験が点数取れるという訳では無いと同様にこれだけ知って特許調査は完璧という訳では全く無いのです……
しかしこの3つの類型によって
請求項を分解し頭に入れる。
大事なのはこれら分解されたうちの全てではなくてこの1部分なのであるということを示す根拠が
「技術分野、従来技術、課題」です
このうち
あ)従来技術にも載ってる構成要素は「そんなに大事ではない」
い)課題を考慮して課題を解決した効果に繋がる要素はとても大事

ということで練りこんだ文章であるクレームを分解し強弱をつけた部分がより強調されるべきもので
その中で、じゃあ実施態様は?実施例は?図面は?という同じ概念、また上位下位概念のリンクを付ければ技術が浮き彫りになると思います。

自分は分解事に蛍光ペンで色分けし
この色は実施例にもあるから大事でない
この色は課題を解決するのに資するものでは無い
ではこの残りのこの色が大事、実施例も図面も実施態様も同じ色で紐付けすれば一目で大事なとこがこれと分かるので人に説明するのも
楽になるのではないかなと思います。

これが自分の中での特許調査の中での
最大のポイントであり醍醐味である本願理解
そのツールボックスと思っている内容です。

これは完全自己流なので
指摘によりブラッシュアップ出来ればな
と思っている内容ですし
この方法で特定の特許文献の読みつくし方が
スムーズになれればなと思ってラフな文章を
書き付けました。

明細書やクレームの構成は
この逆なのでその点でもプラスアルファに
なる内容であったらいいなと思っています。