前回は先行技術調査
いわゆる拒絶理由を見つけるための
一番重要な「特許文献の読み方」についてでした。
当該文献の一番重要な内容の
頭への刻みつけ方でした。
今回はそれに引き続き
これも大事な「特許文献の分類情報の見つけ方」
です。
特許分類情報とワードを組み合わせて
サーチを行います。
ワードのみでサーチするのはかなり無謀で
この特許分類情報はかなりマストです。
この特許分類情報のベース
・IPCとFI
・Fターム(とテーマコード)
・CPC
・これらって一体何?
・これらって一体何の役に立つの?
と言ったことが表面上でもわかる事が前提
となってますので前提の簡単な解説は
また別途書いていきたいと思います。
今回はそのIPC/FI,Fターム,CPCを
どうやって見つけるかに特化して
書いていきます。
まずは特許分類情報の種類は上の3つが主だったものですが
所在は大きくわけて2つ、見つける手間の手数で分類すると下の図の通りです。
今回は見つけやすい「文献から得られる情報」について。
対象はもちろんFI、Fターム、CPCなどです。
FIは公開公報のトップページ上に記載されてます。写真では3つですが6つ以上になると最終ページに6つ目以降が掲載されてます。
Fタームはこの場合トップページに書いてありません。Fタームも数が少ない場合トップページに掲載されます。FIとは異なり数が多いと一部がトップページ……という訳ではなく全てのFタームが最終ページに掲載されます。
ということで、最終ページ。
ということで、最終ページ。
公開公報で所在は確認できますが
jplatpatでも確認できます。
外国の特許文献まで手を伸ばさなきゃ…とか
細かい分類でドンピシャな文献が欲しいよなぁ
ということで威力を発揮するCPC
Espacenetのサーチ(advance)で
沢山しかもスラッシュの後ろの数字の桁数が多く
内容はともかくサーチに必要な
特許分類情報のありかが全てわかりました。
ということで
次回は
・文献以外に関連する情報の取得方法
・これらの意味を解析する方法
(これにサーチに必要な検索式を作る作り方)
のいずれかの予定です。
こういう知識というのは
理解して持っておくことももちろん大事なことですが
意味はともかく方法は身につけた意味合いはあとから着いてくるという感覚も大事で今回は後者を目指しました。