死神の浮力 | shingles1981のブログ

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何年前だったかな?死神の精度を読んだのは。たまたま立ち寄った本屋でこの本を見かけた時、その時の興奮が蘇ってきた。内容はほとんど覚えていない。それでもその本を読んだ時の高揚感は覚えていた。だから迷わず手に取った。

死神。人間とは全く異なる価値観を持ち、普通なら肩入れしそうな場面でも関係ない。彼は彼の判断基準があり、それは人間世界のものとは全く違う。扱われているテーマが死という出口のない命題にも関わらず、また復讐という普通なら暗くなりがちなものなのに、ちぐはぐなやりとりがある種の滑稽さになる。それは復讐を目的とする夫婦にも伝わる。死神という超現実的存在、常軌を逸した環境の中通常なら受け入れられないような出来事さえ、受け入れられてしまう。そしてそれはこの作品を読んでいる僕もしかりだ。