こんにちは芙蓉です☆
...更新が遅い...
がんばってるんですがねー‥
お そ い !
..ぉっしゃがんばるどー!
☆*☆
瑠「……屋上が最愛のサボり場所って言ってなかったっけ」
高「銀八にバレたんだよ」
図書室へ行くと、クラス一…いや学校一の不良、高杉晋助がいた
他の生徒は高杉の姿を見た途端図書室を後にするが、元々高杉と仲が良かった瑠奈は話しかけていた
瑠「…まぁ図書室は誰か来そうで来ないからねー」
高「…そうだな…」
高杉は欠伸すると、目を瞑る
おねむの時間だ
瑠「さて、私も用があったんだ…」
瑠奈は本を探し始めた
*
瑠「…パラレルワールド?」
気になる語句が書かれた分厚く古い本を引っ張り出す
瑠「時空から分岐し、それに並行して存在する別世界を指す。また『四次元世界』や『異世界』とはまた違うもので、確かに実在すると研究の末発表された…」
むむ、と考えた
どうやら、関係しているのはこのこと?
こんなもの直感だ
だけど…何か引っかかる
瑠「夢の世界は…暗くて…血が舞っていて…」
怖かった
なんだか踏み入れてはいけない世界に足を一歩踏み出そうとしている気がして…
瑠「でも…」
それでも
調べずにはいられなかった
高「おい」
ふわっ…
後から抱き締められる
瑠「たっ高…」
高「…震えてんぜぇ?」
いつの間にか震えていたらしい
瑠「…そっか……」
別に付き合ってる訳でも特別な存在って訳でもない
でも高杉に抱き締めてもらうとひどく落ち着いた
高「…この本…」
高杉はぺたんこの学生カバンからボロボロの本を取り出した
瑠「これ…?」
高「お前と同じ気持ちだ。…不安なんだよ、あんな夢見んのは」
……!!
瑠「もしかして…高杉も…?」
高杉は無言でその本を開く
高「…歴史で攘夷戦争ってのが出てきただろォ?」
瑠「尊皇攘夷運動…」
高「あァ。その時に起こった争い…攘夷戦争。それがパラレルワールドに深い繋がりがあるらしいんだよ」
高杉はあるページに目を向け、私に差し出す
高「読んでみろ」
言われるままにページに目を通した
瑠「…表の歴史上語られていないが攘夷戦争にはもう一つの顔がある…異国の…つまり外来人を日本から追い出そうとする動きだったが、もう一つは…」
瑠奈は書いてあることに目を丸くする
瑠「異星人…つまり別の星の侵略者…天人から侍の国を護ろうとする動きがあった。それは時空の可能性で最も高いと言われている……」
下には、猪似の天人の架空の絵
しかし瑠奈にとっては架空ではなかった
夢の中で斬り殺した天人にそっくりだったから
高「…似すぎてないかァ…この世界と夢の世界…」
高杉の言葉に何も言えなくなってしまった
でも…
どうして…同じ夢を見るの?
なんで私達が出てきたの?
二人で考え込んでいた時…
『お願い……助けて…』
消え入りそうな程小さな声
女の子の…声?
瑠「高杉!今の聞こえた?!」
高「あァ?何がだよ」
瑠「聞こえてないの…?!」
高杉は聞こえてない様子
自分だけ聞こえるなんて…
怖い
怖いけど…
『助けて…』
そう言ってた
あの声は
瑠「ねぇ高杉」
高「あ?」
瑠「何で私達だけ夢を見たのかな?」
それは疑問のままだった
高「…アイツ等もみてんだろーよ。あの夢を。…だが、気にしちゃいねーバカなのか、恐れて口に出せねーのか…」
皆も…あの三人も見てるよね?
それなら辻褄が合う
だけど…
瑠「あの世界に行くことは…出来ないのかな…?」
高「その言葉を待ってたぜェ?」
高杉はニヤッと笑うといきなり私を軽々と担ぎ、図書室の窓から放り投げた
瑠「ぎぇぇえぇぇ!!!!!」
いきなり投げやがったアイツ!!
落ちるゥゥゥゥ!!!!
つか死ぬゥゥゥゥゥゥゥゥ
誰か…
誰か…
「助けてェェェェェェェェェ!!!!!」
☆*☆
はい、続くー!
なんだか難しい話ばかりになってしまいましたφ(..)
でもより小説っぽくなりましたよね?!(なってねぇ
中々トリップしないお話に愛の手を…
つかいつトリップすんだァァァ