ドイツとロシアに喰われたポーランド【時事所感102】 | 多事争論(時事所感)

ドイツとロシアに喰われたポーランド【時事所感102】

米中対立、東アジアの覇権争いに翻弄され始めた日本をみると、

思い出される歴史と国があります。



ポーランドです。



東ヨーロッパに位置するポーランド。

10世紀頃にキリスト教へ改宗、洗礼建国して1,000年以上の歴史になります。

13世紀にはモンゴル帝国侵攻に対抗し、

15世紀にはドイツ騎士団の侵攻、

16世紀にはスウェーデンと度重なる戦争、

17世紀はオスマンとの抗戦。


ヨーロッパ諸国の度重なる軍事侵攻の潮流のなかにポーランドも翻弄されていました。




※ポーランド分割について地図を囲み話すドイツやロシア等の風刺画



ここで特に着目するのは18世紀以降。


18世紀には、ドイツのプロイセン王国、ロシア、オーストリアに分割統治されてポーランド消滅。

20世紀には独立を果たすものの、

第2次世界大戦でナチスドイツに支配され、ユダヤ人のみならず、ポーランド民族もホロコーストや労働奴隷対象として迫害されます。


この大戦中に現在のロシア、ソビエト連邦もポーランドに侵攻。

ナチスドイツ敗戦後のポーランドは、

ソビエト連邦の抑圧下、共産主義国家ソビエト連邦の衛星国として社会主義国家になりました。

以後、1989年に東欧の社会主義国家で最初に非共産政党が与党になり、民主化から現在に至ります。





西には列強ドイツ、東には大国ロシア。

大国に挟まれたポーランドは、

両大国から侵攻され続けた歴史でもあります。



何故ポーランドの歴史を取り上げたかの理由は

次回に述べましょう。










余談ですが、近年「カティンの森」という映画がありました。


ドイツとロシアの軍事侵攻にあうポーランド領内のカティンの森で起きた実話の惨殺事件を取り上げた映画です。

関心ある方々は調べてみてください。