GHQメッセージの12月23日【時事所感99】 | 多事争論(時事所感)

GHQメッセージの12月23日【時事所感99】

12月23日は上皇様の誕生日です。


この12月23日に戦勝国アメリカ占領軍が残したメッセージを御存知でしょうか?


東京裁判でA級戦犯とされた28名が起訴された日が昭和21年4月29日。



時の天皇だった昭和天皇の誕生日です。






因みに5月3日にも意味があります。

新憲法の公布日が11月3日、

11月3日は「明治節」といって、明治天皇の誕生日で、かつて国民の祝日でした。

その半年後の5月3日が新憲法施行日になりました。これに合わせたのが極東軍事裁判開廷日。


東京裁判の開廷が同年5月3日。

翌年の昭和22年5月3日に新憲法が施行。



そしてA級戦犯が絞首刑に処されたのが


12月23日。


当時の明仁皇太子殿下の誕生日、

将来の天皇になる皇太子の誕生日、即ち将来の天皇誕生日に合わせたのです。


ソビエト連邦(現在のロシア)との東西対立の背景があったため、

日本占領政策から朝鮮半島情勢へシフトチェンジせざるをえなくなります。

近い将来に日本は独立して、アメリカ合衆国の手を離れるが故に、

日本が二度と米国を脅かす国家にさせないために、

新憲法を平和憲法と称して施行します。

それでも何れは日本人が憲法改正することを予想し、

更なる手立てはないかと考えます。


あの悲惨な戦禍を日本人達に忘れさせないために、常に思い起こさせるために何かを残そうと考えます。


石碑等の有形物では風化したり、取り壊されては意味が無い。


日本人、日本民族に特別な存在である天皇に目をつけます。


将来の天皇誕生日になる、国民の祝日になるであろう皇太子明仁殿下の誕生日12月23日に、

A級戦犯の絞首刑日を合わせたのです。










現代の日本社会をみるに、

街はクリスマスムードばかりで、

平和に感謝する一方で、複雑な心境にもなります。




※詳しく知りたい方は作家・猪瀬直樹氏の著書を読んでみては如何でしょう。現在は改訂版が出版されているようです。