¥3.000.000.000.000-【時事所感53】 | 多事争論(時事所感)

¥3.000.000.000.000-【時事所感53】


この数字、何を表した数字か分かりますでしょうか?


この0が沢山ならんだ数字、3兆。



田中角栄内閣時に日中国交正常化を成し得て以降、
日本が中国に対してO.D.A.(対途上国経済協力)援助をしてきた総額で、
二国間O.D.A.だけでも
技術援助や人材教育なども含め計算すると、
日本円で3兆円以上だそうです。

このO.D.A.援助は日本を凌ぐ経済大国になった中国に開発援助は必要ないだろうという話から打ち切りになりました。


現在になって考えてみれば、
結果論になりますが、
これ、滑稽ではあれど笑うに笑えない側面があります。

多額のO.D.A.が長い間継続して行われてきた
その一方で、
援助を受け続けてきた中国はというと、
核兵器開発を推し進め、
それを遠方へ打ち込める弾道ミサイルを所有し、
世界有数の宇宙開発技術を成して、
中国版新幹線を敷いて、
五輪の開催、成功をおさめ、
第3位から日本を抜いて世界第2位という米国に次ぐ経済大国になったわけです。

そして近年、中国の動向は周辺地域や関係諸国、国際社会にまで影響する発言や動向が沢山出てきています。

日本と中国の関係のみにフォーカスしてみても、
日本の主張する日中境界線に海底ガス田用と称する海上施設を次々と建設し、
尖閣諸島については日本でなく中国の領土だと領有権を主張し、
中国の公船や漁船団が次々とやってくるなか、
日本の海上保安庁の巡視船と中国船籍の漁船が衝突する事件が起きたり、
太平洋上では中国籍の密漁船が次々と来ては珊瑚を乱獲し環境破壊を引き起こしていく。

軍備増強の話としては、
自前で戦闘機や軍艦・大型空母など開発所有し、
日本やアジアにかぎらず、世界全体のなかでも軍事的プリゼンスがかなり高まってきています。

日中関係のみにかぎっても
近年から現在に至るまで、両国間の関係に緊張をもたらす様々なことが起きている。
国際社会全体に広げれば、
沢山の問題点がさらに出てくる。






日本と中国の関係がぎくしゃくしているなか、
今あまり言うべき時期ではないかもしれません。

しかしながら敢えて申し上げるなら、
「援助」という言葉、聞こえはいいけれど、
援助がこれほど長期にわたり必要だったのか、
そしてその先をしっかり見定める必要性があったのではないか。


先に述べた話にもう少し補足すれば、
中国政府公表の2019年予算案で、
中国の国防費は
中国元で、1兆1898億元(日本円で約19兆8千億円)。
伸び率は前年の8.1%増を下回るもののGDP(国内総生産)成長率目標(約6%)より高い水準で国防費を割いている。
この中国国防費、米国の約80兆円に次ぐ世界第2位の規模で、
因みに日本の19年度当初予算案の防衛関係費5.2兆円の約3.8倍。

中国は経済成長が鈍化してきている現在にあっても、軍備増強の姿勢を保っている。

日中友好さらにアジアや世界平和全体の観点からしても、
現在の中国政府側の発言や動向など
あまり歓迎されるものではありません。


中国政府、中国共産党の特に習近平政権以降、
国際社会にかぎらず日本にとっても
あまり喜ばしくない、望ましくない様々なことが起きている。

長年にわたり中国に対して援助をしてきた私達日本の努力、
いまの中国側の発言や動向、有り様をみると
なんとも腑に落ちない。
私達日本側も反省すべき点があるように思います。