岡田Japan
サッカー日本代表の強化試合の日程が発表されました。私自身、サッカー教室に通っていたサッカー小僧でした。
今はフットサルを嗜む程度ではありますけど、
サッカー日本代表については
大変気になります。
岡田監督率いる日本代表について、
反対意見も随分みられます。
私自身の意見を先に述べさせていただきます。
「ワールドカップ(以下WC)ベスト4入り」
この言葉が一人歩きし始めたように思います。
「ベスト4」は目標です。
目標を高く掲げることは必要です。
何ら具体的な目標も無ければ、
上達や進歩、発展は望めません。
この目標の「ベスト4」‥
巷の声を聞いていると、
いつの間にか
「ベスト4」を成し遂げないといけない、という
『ノルマ』
に成りつつあります。
思い出すのは、
WC初出場となった98年フランス大会。
アジア最終予選をあれだけ苦しんで、
イランとの延長激戦のプレーオフでやっと掴んだ初出場の切符‥。
ところが、
当時の岡田監督(当時も)が、
現実的な視点で
「一勝一分け一敗で決勝トーナメント進出を目指す」
の発言が出てから、
しばらくすると、
目標である「一勝一分け一敗で進出」が
ノルマみたいな感じになってきた。
日本代表は決勝トーナメントに進めるかも‥
いや、トーナメント進出出来る。
決勝トーナメント進出しなきゃいけない。
‥とトーンアップしていった。
冷静に考えて、
アジア予選のプレーオフで苦しんだのに、
決勝トーナメント進出は初出場国としては、
難しいと考えるのが
当時の代表の実力を考えても
妥当である。
「グループリーグ3戦全敗」
これが現実の結果でした。
日本のファンやマスメディアは挙って持ち上げて、
結果が悪いとまた挙って叩いていなかったでしょうか。
話を戻します。
目標は大いに高く掲げることはいいことです。
例え話をすれば、
試験の点数目標を70点に設定すれば、
70点前後かそれ以下の結果が大概である。
点数目標を100点満点に設定すれば、
良くて100点満点、悪くても80~90点前後の結果である。
目標は高く掲げるほうがより良い結果が伴ってきやすくなるわけです。
目標「ベスト4」については、
現実を直視すれば、
まだまだ難しいかな、とは思われます。
過去のWCの結果を見ます。
日韓大会はホームゲーム。
フランス大会、そして前回のドイツ大会はアウェイゲーム。
アウェイでは日本代表はまだ一勝もしていません。
今回の南アフリカ大会はアウェイになるので、
現実的な目標は
「先ずは一勝」
ということになりますね。
その先に、
「グループリーグ突破(決勝トーナメント進出)」
「ベスト8」
「ベスト4」
ということになっていくわけです。
私自身は
岡田監督の、
日本らしいサッカーを造って勝負する、
という発想、着眼はいいことだと考えています。
身体的能力(フィジカル面)では勝てないのであれば、
同じ土俵で勝負しなくとも、
日本の優れた部分を伸ばし活かした戦術で戦えばいいのです。
話は少し逸れますが、
ラグビー日本代表をミスターラグビーこと平尾誠司監督が率いた時、
平尾監督が同じ主旨の話をされていました。
体格やパワーで劣る日本人が、
ラグビーで勝つためには、
諸外国より優れた部分を活かして戦わなければ、
真っ向勝負しても勝ち目は薄い。
日本ラグビーの話をすると、
諸外国より優れた部分は、
「数㎝レベルでコントロール出来る日本人の細やかなパスワークとパス精度」
「大柄な外国選手には真似出来ない俊敏性」
これで平尾ジャパンは世界と戦い、
ワールドカップでは結果は残せなかったけれども、
パンパシフィックは結果を残した。
岡田監督の手法は別として、
目指す方向性は大きな可能性を秘めています。
団体競技ではありますが、
個人の能力も必要で、個人で勝負しなければならないシーンも多いサッカー。
時間がかかるとは思います。
南アフリカの今大会で「ベスト4」という結果が出れば、
それに越したことはありません。
結果が出なかったとしても、
五年、十年、二十年先に、
「日本サッカーが強くなったスタート、原点はあの大会だった」
と言える、そんな内容のある大会にしていただきたいと思います。