グローバル化とか言ってるけど、本当に必要なの?というお話 | 日常の中の非日常

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タイトルを変えてみた。
仕事のことなんかも書いてみたり。

今日のも思いついたことを書いてます。あまり深い意味はありません。

最近は、いろんなところでグローバル化が叫ばれて久しい、ように思う。グローバル化しないと生き残れない、とか、グローバル人材になるために、とか。

グローバル人材ってなんだよ。

その先駆けとして、例えば楽天が社内公用語を英語にしたり、ファーストリテイリングが評価基準をグローバルで統一したり、グローバル化にいち早く対応しようとされている企業様はたくさんいらっしゃる。

ように思います。。この辺も数字とかはありません。。

で、雑誌その他でも『まず英語だ』とかってやって、英語学習書籍の著者や英会話スクールなどがメシウマ状態だったり、「欧米では」とかって盲目的に欧米のやり方が素晴らしい的な話をするやつが出てきたり、欧米のやり方=グローバルスタンダードだと意味不明に考えるやつとかがいたり、『日本が貧しい』とか『日本に殺される』とかって読者の不安感や不信感を無意味に煽り立てる本を書いて「ヨーロッパ、特にイギリス万歳」を撒き散らしている本人が実はイギリスで通用しなかったのだがそれを隠して大きな顔をしているとか、そんなのばかりになるわけですよ。やたらと読みにくくなっている部分はいろいろと察してください。

でね、普通に日本で生活していく上で、本当にグローバル化が必要なの?って僕は思うわけです。

ちょっと前までは「英語できたほうがいいよね」「ピンでノマド的に世界中を飛び回って仕事できたらいいよね」とかって夢想してたけど、そんなことホントにできんの?って話で。

もちろんできてる人もいると思うよ。ホリエモンなんかはそれに一番近いところにいると思う。でも彼の場合は、ライブドア時代に作った人脈とか実績とかそういったものがあるから出来てるし、人も集まるわけで、そんなのがない一般人は同じようなことをやろうとしてもできないわけよ。

ノマドワーカーとして著名な安藤美冬氏や本田直之氏、あと佐々木俊尚氏、他に誰がいる?思いつかん。イケダハヤト?家入一真?ああ、高木新平氏とかいたな。

これらの著名な人たちも、日本で仕事をするのがほとんどで、海外で仕事してるって感じは全然しないんだよね。どこで儲けてるのかは実際のところよく分からんけど、会社経営(本田、家入)とかメルマガ(佐々木、安藤)とか本や雑誌への寄稿(佐々木、安藤、本田)などなどあるけど、どこにグローバル化があるのかと。

本田氏はハワイに家を持ってるけど、ハワイを拠点にビジネスやってるとかって感じは受けてない。それは僕が知らないだけかもしれないので、あまり大きな声では言いません。

あと、日本の企業は多くの場合は国内市場で戦ってる。海外に出てる企業もたくさんあるけど、その中でも海外勤務とかにならない限り、日本語だけでビジネスできてる。グローバル的なことを考える必要もない。

そんな風に考えていくと、本当にグローバル化的な動きが必要な人って、『ある程度大きな企業』に所属していて、『海外拠点への赴任』もしくは『海外拠点や海外の取引先とのやり取りが日常的に発生』していて、『イニシアティブを取ってビジネスを進めていく立場』の人なんじゃないかな、と。

こんな人は、既にグローバル化されてるから、今さらグローバルとか言われても困惑するだろうなぁ。

他の人たちはどうだろうか。

僕から見たら、不要だよねーと思う。グローバル化とか意味わかんねぇ、って感じです。英語とか、そりゃ喋れたほうがいいに決まってるけど、喋れるようになるために費やすコスト(金銭、時間)と、それに対するリターンを考えたら、絶対に元取れないって。

英語喋れたらいいよねーってのは、フルマラソンを走れたらいいよねーってのと同じくらい無意味なことだよ。

そんなことに時間と金を費やすくらいなら、別なことをやったほうがいいよ。いろんな本を読むとか、いろんな人に会うとか、美味しいものを食べに行くとか、そんなことに費やしたほうがよっぽどいい。

英語とか、『喋らなくてはいけない』環境になってからやるほうが効率的です。


えっと、英語の話じゃなくて、グローバル化の話でしたね。

要するに、日本の市場でビジネスパーソンとしてやっていくのであれば、グローバル化とか意識する必要なんかないんじゃね?そんな言葉に踊らされるほうが面倒じゃね?って話です。

もちろん、国内市場だけじゃ頭打ちだ、とか、今後はグローバル市場に打って出ないと儲からない、とかって話はあります。ありますが、それはあくまで「大きな企業・組織」の話。自分とその家族が裕福に生活するだけを考えたら、日本でやるほうが遥かに簡単で確実ですって。企業を作って大きくしたい、って考えがあるなら別だけどね。それは否定しません。

それと、グローバル化って言うと多くの場合は欧米を指すんだけど、本格的にグローバル化ってのを考えるとしたら、今後はアジアやアフリカなど、途上国をもっと中心に近付けて考えないと駄目だと思います。そしたら今言っている『グローバルスタンダード』とか完全に意味なくなるからね。

要は、今巷で騒がれている『グローバル化』『グローバル人材』とかってのは中身のない、空虚な議論だ、ってことです。そんなものに踊らされると痛い目見ますよっと。

英語でも海外市場の勉強でもなんでも、それが必要になったときにやればそれでいい。てかそれが一番効果的で効率的です。今あなたに必要なのは、もっと別なことだと思いますよ。

あ、ちなみに僕はノマドワーカーは否定してません。理想的な働き方、とは言わないけど、そういう働き方をする人は増えていくだろうし。ただそこに『グローバル』ってのはあわないよね、ということです。

うーん、なんかやたらと攻撃的な文章になった気がしないでもない。。
個人的にはグローバル化とかノマドとか、できることを増やすのは否定しないんですけどね。優先順位の問題だよねーと思う。あとみんな盲目的な感じがするなーって。

言い訳がましい。。

あー、それにここに書いてるのも僕の偏見だらけの内容なので、鵜呑みにすると大変危険です。取り扱いには十分ご注意ください。