コレは武具図鑑が実装されないことにはもう見れないだろうと思ったので。
※リタ評価、武具評価の記事ではありません。
完全に雑談系なネタです。
【我、亡き英傑たちの黑装、今ここに記さん】
黑装神咒ザシュニナ=カチャ
第一の記録 ラフケトの民 此れに記す―
彼女は高名にして忠実な戦士だった。
その優雅さと強さを人々は大いに讃えた。
しかし彼女の心は空虚だった。
黑装神咒ザシュニナ=カチャ+
第二の記録 ラフケトの民 此れに記す―
彼女は夢も志もない、ただ忠実な戦士だった。
虚のまま彼女は英傑に選ばれる。
けれど最後の日すら戦場にいるしかなかった。
黑装神咒ザシュニナ=カチャ++
第三の記録 ラフケトの民 此れに記す―
だが戦い守った民の感謝と喜びで彼女は悟る。
叶った夢を忘れていたのだと。
笑い命捧げた英傑、その名をザシュニナという。
黑装神咒ラスィーラ=カムル
第一の記録 ラフケトの民 此れに記す―
彼女は初め二人だった。同じ顔の双子の姉妹。
だが侵略者によって、片割れは失われる。
同士と共に、彼女は戦いを決意する。
黑装神咒ラスィーラ=カムル+
第二の記録 ラフケトの民 此れに記す―
しかし片割れは生きていた。敵の傀儡となって。
捕らえた時には、片割れは我を失っていた。
戦の最中、治療の余裕はない。
黑装神咒ラスィーラ=カムル++
第三の記録 ラフケトの民 此れに記す―
英傑に選ばれ、彼女は祈った。
片割れと同志のため、この戦に終わりをと。
願い命捧げた英傑、その名をラスィーラという。
黑装神咒サフィード=ニル
第一の記録 ラフケトの民 此れに記す―
彼は天涯孤独の兵士だった。
仲間を思い、仲間に想われ、侵略者と戦った。
だが如何なる武器も効果なく、戦場は暗澹とした。
黑装神咒サフィード=ニル+
第二の記録 ラフケトの民 此れに記す―
希望なき戦の中、やがて彼は英傑に選ばれる。
彼は人並みに死を恐れたが、意を決し豪語した。
我が黑装は必ず勝利を呼ぶと。
黑装神咒サフィード=ニル++
第三の記録 ラフケトの民 此れに記す―
彼には仲間こそが家族だった。
彼は誓った。身命賭し戦う兵たちに光をと。
覚悟し命捧げた英傑、その名をサフィードという。
黑装神咒シャジャ=バハ
第一の記録 ラフケトの民 此れに記す―
彼女は幼く、しかし決して挫けなかった。
血縁は既になく、孤独に走り財を成した。
自分は一人で成功した。そう誇っていた。
黑装神咒シャジャ=バハ+
第二の記録 ラフケトの民 此れに記す―
英傑に選ばれた時、彼女は強く拒絶した。
逃げ出した彼女は追われた。だが匿われもした。
彼女の古い友と知人たちによって。
黑装神咒シャジャ=バハ++
第三の記録 ラフケトの民 此れに記す―
一人ではなかった。今までもずっと。
彼女は理解し、皆を守らんと進み出た。
自ら命捧げた英傑、その名をシャジャという。
黑装神咒アルド=バズラ
第一の記録 ラフケトの民 此れに記す―
彼は高邁な学士だった。
たゆまず研鑽を続ける姿は、多くに尊敬されていた。
それでも彼は、更に更に高みを目指した。
黑装神咒アルド=バズラ+
第二の記録 ラフケトの民 此れに記す―
彼は酷く自信に欠け、ゆえに足掻いた。
救国の武器を発明しても変わらなかった。
英傑に選ばれてすら、なおそうだった。
黑装神咒アルド=バズラ++
第三の記録 ラフケトの民 此れに記す―
絶命の刹那。黑装と同一化する一瞬。
遂に彼は納得できた。自分は到ったのだ。
歓喜し命捧げた英傑、その名をアルドという。
黑装神咒ジルダ=マドゥ
第一の記録 ラフケトの民 此れに記す―
彼女は聡く、穏やかで優しい娘だった。
愛する姉の言うことをよく聞き守った。
自身の望みを押し殺して。
黑装神咒ジルダ=マドゥ+
第二の記録 ラフケトの民 此れに記す―
危険は冒さず、ただ守られ姉の帰りを待つ。
しかし彼女は英傑に選ばれた。
姉は泣いたが、彼女は満ち足りた。
黑装神咒ジルダ=マドゥ++
第三の記録 ラフケトの民 此れに記す―
彼女も誰かに何かを成したかった。
謝る彼女を姉は許す。二人は初めて心通った。
喜び命捧げた英傑、その名をジルダという。
黑装神咒ブルジュ=ファティマ
第一の記録 ラフケトの民 此れに記す―
彼女は民を導く者のひとりだった。
聡明で気高い彼女は常に正しい道を示した。
人々の賞賛と期待はその背に重くのしかかる。
黑装神咒ブルジュ=ファティマ+
第二の記録 ラフケトの民 此れに記す―
彼女は英傑に選ばれ、悩みを零す。
自分がいなくなれば、民は道を誤るのでは。
友は言う。お前は人を信じることができない。
黑装神咒ブルジュ=ファティマ++
第三の記録 ラフケトの民 此れに記す―
友は語る。より良い国にすると約束する。
だから、最後の一度は信じて欲しい。
頷き命捧げた英傑、その名をブルジュという。
【進化素材】英傑の思念
ある古代文明で英傑と讃えられていた者たちの思念の欠片。
これを用い黑咒鉱を鍛えることで、古代武器・黑装神咒を修復できる。
【進化素材】黑咒鉱
ある古代文明で用いられていた鉱石。本来は純黒だが、特殊な加工によって属性を帯び色付く。
現代の技術では再現不能。
【進化素材】黑咒結晶
ある古代文明で用いられていた鉱石の結晶。魔力らしき強いエネルギーが内包されているが詳細不明。
【進化素材】黑咒真晶
ある古代文明で用いられていた鉱石の純度を高め結晶化したもの。内包された謎のエネルギーは、神咒と呼称されていたらしい。
【進化素材】黑咒極晶
ある古代文明で用いられていた鉱石の純度を極限まで高め結晶化したもの。優れた資質を持つ人間を力に変換したものを神咒という。