かわぞうの小説集「官能小説・ひとりごと・etc」 -192ページ目

読書感想「桜の森の満開の下」坂口安吾

これを真冬に紹介するのもいかがなものかと思いましたが…

まあいいっすよね。

坂口安吾の代表作の一つと言ってもいいと思います。この「桜の森の満開の下」。

誰だったかが舞台でこの話を取り扱ったらしいですけどね。

孤独の中で見つめる闇に、灼灼と咲き誇る満開の桜。

見方によっては美しいが、見方によっては恐ろしい。

この類の桜の恐怖は安吾以前にも複数の作家が指摘しています。

ただこの話のように桜を主題として奇っ怪かつ幻想的なストーリーに仕上げたのは安吾だけだと思う。

まあ奇っ怪なだけに、このおもしろさが理解できないというかたもおられるようですが…。

桜と言えば花見!それしか浮かんでこないようならこの話は面白くないと思いますけど…一度読んでみてはいかがでしょう。